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｢それでどうしたの？ 君、人じゃないでしょ？｣
脳内がパレード状態だった私の意識を引き戻したのは、少年の冷静な声だった。
｢いや、あの……｣
少年は口篭る私をじっと見つめ、次の言葉を待っていた。
｢どうしてか幽霊になってしまって、することもなくて、なんとなく……です｣
｢ふゥ〜ん。じゃあ、願いを叶えてもらいに来たわけじゃないんだ？｣
｢願い……叶えてくれるんですか……？｣
｢まぁ、俺は本来、生者の願いを叶える怪異だからね。手伝いっていう名目なら協力してもいーよ。ま、代償は支払ってもらうけどね｣
｢代償？ でも私、死んでるし何も持ってないですよ？｣
｢なんでもいいさ。後々俺が決めてあげる。死んでるんだから、失って困るものなんてないだろ？｣
｢それは……どうでしょう｣
｢どうする？｣
幽霊の私が一体何を願えばいいのか。さっぱり分からない。ここは欲望のままに、生前からの夢を言えばいいのか？ 『高身長のイケメンになって自分×黒髪ショタでエッ チなことがしたいです』って言えばいいのか？
ここは真剣にいこう。そうだ、
｢成仏させて下さい｣
花子くんはにぱっと笑った。
｢わかった。その願い叶えよう｣
こうして、私×黒髪ショタのハッピーライフが始まったのだ。
……………改めよう。
こうして、私は死後、学園七不思議の少年と出会ったのだ。
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シズ - 見ながら爆笑してしまいました(笑) 続き楽しみです (2022年8月22日 2時) (
レス) @page46 id: 7fbee373af (このIDを非表示/違反報告)
被苦人(プロフ) - ニコさん» そう言って頂けて嬉しいです！ 分かります！ 土籠先生攻めいいですよね…ネタがあればまた書こうかなと思います！ (2020年3月3日 7時) (レス) id: 2d39e952a2 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 好きです！個人的には土籠先生攻めも結構好きです (2020年3月3日 2時) (レス) id: 40dba85962 (このIDを非表示/違反報告)
被苦人(プロフ) - 腐った人間さん» 自給自足の為に生み出したものなので、他の同士にも供給出来て嬉しいです！ 正直この作品はノリだけが命なので、そう言って頂けて良かったです！ 拙いですが、これからもお付き合い頂けると嬉しいです！ (2020年3月1日 16時) (レス) id: 2d39e952a2 (このIDを非表示/違反報告)
腐った人間 - あ、好きですショタの供給ありがとうごさいます最高です()ノリがよくてすごく読みやすいです！これからも頑張ってください！ (2020年3月1日 15時) (レス) id: a770919e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：被苦人 | 作成日時：2020年2月10日 10時
