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なんでプリン。
まずそうなった。
だって学校で堂々と金パツって。
頭のてっぺん黒いし。
染めるのサボったな。
プリン君...孤爪君は下を向いてケータイをいじっている。
ゲームでもしているのだろうか。
てか不良?
だったら嫌なのと隣になったな。
勘弁してほしい。
ただでさえ友達いなくて助けてくれる人いないのに。
とりあえず座る。
孤爪君は変わらず下を向いたまま。
その時、ガラガラと教室の戸が開き、担任であろう先生が入ってきた。
また誰か閉めたのか。
ここにはあほしかいないのか。
ていうか先生来るの遅い。
などと理不尽な悪態を心のなかで吐いていると、またもいつの間にか終わっているHR。
時間というのは過ぎるのが早いものだ。
しみじみとババくさいことを思っていると、先生が爆弾発言を投下した。
「連絡は以上だ。じゃあ毎年恒例の自己紹介でもするか」
いやなに言ってんの。
なにが恒例なの。
ふざけんな。
しかしみんなはそんな私なんてお構い無しに自己紹介を始める。
着々と近づく私の番。
バクバクと元気よく動き始めた心臓。
震えた出した体。
しかし順番はもう目前まで来ている。
私の前の人が立ち上がって適当に自己紹介を済まし、また腰を下ろす。
私は身体中に溜まった破裂しそうな恐怖という感情を抑え込み、意を決して立ち上がる。
一斉に視線を浴びる。
ぶわっと鳥肌がたった。
涙が溜まった目を隠すように下を向き、懸命に口を開いた。
「橘Aです。部活には入ってません」
たくさんの視線から逃げるようにすぐ席に座った。
周りの人の興味はすでに次の人に移っていた。
もう私を見ている人なんていない。
その事は分かっている。
それでも身体の震えは止まらない。
今はこの恐怖を耐えるしかない。
突然、肩を誰かにつつかれる。
それだけの事なのにビクッと上がる身体。
ほんと情けない。
誰だろうと横を向くと、心配そうに孤爪君がこちらを見ていた。
「...大丈夫?」
小声で心配の言葉を投げ掛けてくれる。
私はただ頷くだけ。
そんな私を見て、孤爪君は手を上げた。
「先生。橘さんが体調悪そうなので保健室に連れていってきます」
あとで全力でお礼を言おうと思った。
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孤爪研磨 - うp主頑張れ… (2016年8月18日 8時) (
レス) id: e6c761f5e4 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ(=ﾟωﾟ)ﾉ - 面白いです！受験生で更新出来ないのはしょうがない事なので自分を攻めないで下さい！例え何ヵ月、何年かかってもずっと待ってますから。安心して勉強して下さい！応援してます！ (2016年1月12日 16時) (レス) id: 58e18e9b88 (このIDを非表示/違反報告)
エノキ - すっっっごく面白いです！更新停止悲しいお〜…(>ο<)早く復活して頑張れ！！皆が好きじゃなくても私が大好きですよん！ (2015年11月23日 20時) (レス) id: 2ee02d19c6 (このIDを非表示/違反報告)
sky(プロフ) - こんばんは。私も中学３年で、同じく受験生です。こんなことを言うのは失礼かもしれませんが、同じ受験生として、頑張って下さい！ (2015年11月22日 1時) (携帯から) (レス) id: ae9fb72407 (このIDを非表示/違反報告)
祈月 - 受験頑張って下さい、私はまだ二年後なのでそういった事はまだよく分かりませんが大変だと言うことは分かります。行きたい学校に行けるといいですね、応援してます。 (2015年11月21日 16時) (レス) id: 55f1d32a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：被苦人 | 作成日時：2015年8月6日 1時
