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「織田さんはいつもこんな仕事を?」
「織田さんはやめてくれ。立場は君の方が上だろう」
「俺の立場なんて知れたものですよ」
「その知れたもののために皆頑張っているんじゃないのか?」
「どうなんですかね。そう言う織田さんは?」
「俺には無理だろうな」
「マフィアらしからぬ信念のせいで、ですか?」
「それは苦情か?」
「いいえ、単に興味があって」
織田は口を閉ざした。
「まぁ、理由を深堀したいわけじゃないので。どんな人なのか、一度話してみたかっただけです」
「……そうか」
その後、掃除を終えるまで織田とは何も言葉を交わさなかった。
黙々と仕事をする織田を少し観察した俺はその測り知れぬ実力を感じ取り、一人畏怖していた。一挙手一投足に隙がない。強い、この人には勝てないと本能が言っていた。
何故これほどの実力の人が殺しをやめたのか、正直気になるところだが、本人の口からはその理由に聞き出せそうにない。
「君、歳はいくつだ?」
仕事を終え、解散する直前に織田がそんな問いを俺に投げかけた。
「17ですが」
「そうか、両親はご健在か?」
「……孤児なので」
「あとの2人もか?」
あとの2人、というのはきっとだるまとなるせのことなのだろう。やはりポートマフィア内では俺たち3人はセットのような扱いをされているらしい。
俺は小さく頷く。
「今……君は幸せか?」
意図の分からない質問に、俺は困惑しながらも返答を考える。
「……分かりませんけど、それなりに楽しいですよ」
「……それはよかった」
最後に織田は小さく微笑んだ。
それ以降織田と話すことはなかったが、後から織田が龍頭抗争で親を亡くした孤児を養っているという話を聞いた。
最後の質問の意味、織田が殺しをやめた理由、勿論理解したなんて到底言えないが、少しだけ、ほんの少しだけ分かったような気がした。
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被苦人(プロフ) - そるんさん» 待って頂いてありがとうございます!😭😭😭いつも更新遅くてほんとに申し訳ありません😭😭今後も遅くはなりますが、末永くお付き合い願います🙇♀️ (7月4日 23時) (レス) id: dcf9525fc1 (このIDを非表示/違反報告)
そるん(プロフ) - 更新待ってました!!!!!これからも頑張ってください〜!! (6月1日 18時) (レス) @page27 id: 7bb0a126ac (このIDを非表示/違反報告)
被苦人(プロフ) - 凛さん» 大変遅くなってしまって申し訳ありません😭 (5月31日 20時) (レス) id: dcf9525fc1 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 異能力設定ありがとうございました! (5月31日 15時) (レス) id: cf87f55bfc (このIDを非表示/違反報告)
被苦人(プロフ) - 凛さん» ありがとうございます! 3人の異能力設定はふわっとしか決めていない状態なので、またしっかりと決めて詳細を載せたいと思います! しばしお待ちいただけたら幸いです。 (2022年8月24日 12時) (レス) id: 3dd58736bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:被苦人 | 作成日時:2022年8月1日 23時