ピクミン小説その2 (ページ5)

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逃走～少しの後悔ページ5

と、周りが暗くなる。

「??」

私は、上を見上げた。
敵も、頭上を仰ぐ。

そこには――――。

「ええぇ～～!?」

大きな岩が、敵を潰そうと降ってきていた!!
いや、敵だけではない。
私も、私を助けようと駆け込んでくるピクミンたち(もちろん、密集組だ)をも
巻き込まんとしている!!

私は、始め歩き、やがて走り出した。
岩から逃げるために。
そして……。

ものすごい爆音が、このフロアに響いた。
続いて、何かが猛スピードで私の体を打った。
自分の握りこぶしくらいの大きさのものが、何回かぶつかる。
そのたびに、生肉を壁にぶつけたような音がした。
前を向いたままぶつけられたので、それらは私の宇宙服やヘルメットを傷める。
薄目を開けていたら、そんなことが分かった。

衝撃のために倒れた体を起こそうと、体に付いたそれらを手で拭い、頭を振る。
もし、この時にそれらが何か分かっていたら、そんなことは絶対しなかっただろう。
私は、この行動を今でも悔いている。