仲良しなのは当たり前！【短編集】 (ページ6)

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信乃の妹【伏】ページ6

☆お兄ちゃんside☆

これは俺と大事な妹との江戸での日常の一コマ

「お兄ちゃん」

信「ん？」

「ちょっとお散歩してくるね」

…今の江戸で一人じゃ危ないだろう

信「待て俺も行く。江戸は何かと物騒だからな」

特に俺達『伏』にとってはな

「いい天気だね。」

信「あぁ」

「相変わらず江戸のお城はどっしりしてるなぁ。これは徳川の世も安泰だね」

信「そうだな。だがそろそろ俺達は旅支度をしなくてはいけないと思うぜ」

「…なぜ？」

信「俺達は人の生珠を喰らわねば生きていけない。だが俺達は必要以上に殺.しすぎた」

信「そろそろ伏狩りが始まってもおかしくないだろう。そうなったら数の少ない俺達はたまったもんじゃない」

「…そうだね。あーあ、江戸も結構楽しかったな。次は何処に行こうか？」

あぁA。そんな寂しそうな顔をしないでくれ

信「…そうだなぁ、静かな田舎ってのもいいかもな。さっ、陰気臭い話は終わりにして、甘味処にでも行くか」

「…うんっ！」

ようやく見れた、Aの花の咲いたような可愛い笑顔

信「…大丈夫だ。お前だけは、兄ちゃんが絶対に守ってやる」

俺達伏は、人を愛する心を持たない

ずっとそう思ってた

だけど

Aだけは絶対に失いたくない

命に変えても守りたい

そう思った

これが、

人を愛する心…なのだろうか

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結構マイナーだったかと思います。
それに二話続けてシリアスみたいな。
すみません。