幼馴染みCとお友達S【2】【青】【桃】

◇133 ページ37

「俺ころんの親とあんまり関わったことないし…それこそ迷惑だと思うから遠慮しとく」


『そっか、残念…』





Aの残念そうな顔とは反対に、ころんの顔はさっきより晴れていた





『あ、そうだ
今度の日曜日、神社で夏祭りあるんだけど行かない？』





思いついたように両手を合わせ、にこにこと俺らに提案してくる





夏祭りか〜
小学生以来だな…行きたい！






「いいね、楽しそう！」


「賛成〜なーくんとか莉犬くんたちも誘お！」


『もちろん！…ちなみにみんな浴衣ね、私カメラマンになるから』


「「は？」」






俺ところんの揃った声にびっくりするA
たぶんころんも同じことを考えていたのだろう






「「Aも浴衣着て」」


『え、暑いから嫌』


「だめ、着なさい」


「Aが着なかったら俺も着ないからね？」


『なんでそんなに私に着せたがるの…
てかそもそも私浴衣持ってないし』


「「はあ！？」」






またしてもころんと声が重なる






「嘘でしょ！？」


「え、だって昔着てたじゃん！水色と白のやつ！」


『あれは小学生のときでしょ？とっくのとうに捨てたよ』


「じゃあ今度買いに行こ
俺らが選んで買ってあげるから絶対着なさい」


『えぇそれはさすがに悪いよ、、てかさとみくんさっきから圧やばいw』






そりゃ〜、、だってね、？

好きな子の浴衣姿見たいに決まってるじゃん？





…なんて口が裂けても言えないので

"Aは浴衣を着る運命だ"

と、その場を避けた

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