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青葉ころん視点_______
「さとみくんと付き合ってるの…?」
そう僕が聞いたあとのその間が、"付き合ってるよ"と言ってるようにしか感じなくて、僕は心臓を雑巾しぼりをされたみたいに苦しくなった
視界が潤んできて、こんな顔をAに見せたくなくて部屋を出ようと立ち上がる
最後に、と思ってできるだけ僕の気持ちが悟られないよう笑顔で必死に"おめでと"と今までで1番気持ちのこもっていない言葉をかけた
…もういつもみたいに側にはいられないのか
ドアノブに手をかけたときだった
Aが僕の腕を掴んできた
「っ!?」
なんで、?なんで僕を止めるの、?
溢れてくる涙が流れる前にAから離れたいのに、何度声をかけても離してくれない
Aはこちらを見つめ、何かを伝えようとしていた
その表情はとても悲しそうだった
そんな表情に、僕は我慢していた涙が下へ落ちる
そのときAがぽつりと言葉を溢す
『付き合って…ない…』ボソッ
「…え、?」
僕は自分の耳を疑った
『だから、付き合ってないんだって…』
、、、、、え!?!?それまじぃ!?!?
「…え、それほんと、?」
『…ほんと
このまえ一緒にいたのは…私が風邪ひいて看病しにきてくれただけで…』
「で、でもさとみくんとA…は、はぐしてたじゃん…」
『それは…もっと俺のこと頼れって…』
「それじゃあ僕の早とちり…ってこと?
はあああもうびっくりさせないでよおお
泣いた僕恥ずかしすぎる…」
さっきまで涙で歪んだ視界は一気に良好になり、勘違いしていたことに恥ずかしくて、僕は両手で顔を隠した
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ぽてと - 続き待ってます、!(◍˃ ᵕ ˂◍) (2021年12月5日 11時) (レス) @page44 id: 70448103e2 (このIDを非表示/違反報告)
ほち - この作品を見るのが最近の楽しみになりました。これからも頑張ってください。 (2021年11月20日 11時) (レス) @page43 id: 355ffc5ee2 (このIDを非表示/違反報告)
(´・_・` ) - さとちゃん頑張って! (2021年7月27日 23時) (レス) id: 58f368fc5d (このIDを非表示/違反報告)
(´・_・`) - 「ねえ、〇〇ここでちゃんと言わせて、?好き、僕と付き合って?」私『はいいただきました!ころちゃんの「付き合って?」返事はまさにもちろんです!もちろんなんです!ありがとうございます!わぁぁい!』←これわかる人いますか?私だけだったら恥ずかしい/// (2021年7月3日 22時) (レス) id: 58f368fc5d (このIDを非表示/違反報告)
(´・_・`) - ちょっと、夢主ちゃんそこ変わって。以上私の感想でした (2021年6月21日 21時) (レス) id: 58f368fc5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かわの | 作成日時:2021年5月17日 13時