幼馴染みCと転校生S【青】【桃】

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A視点＿＿＿









連休明けの久しぶりの学校

家族旅行のおみやげを持ち寄ったり、写真をみせあったり、お話したり、それぞれが楽しげにHRまでの時間を過ごしていた



まあ、私は鬼のインドア派なんでね
旅行なんて行くなんてことはおろか、おつかいでしか外にでていないんです()



昨日夜中まで起きていたからだろう、少し頭がぼーっとしている
特にすることもなく、自分の席で窓の外を見ながらうとうとしていた

ころんのほうをちらっと見ると、こいつにいたっては爆睡中









「Aおはよ。めっちゃ眠そうじゃん笑」






うおっ…いきなりビックリした…さとみくんか…






『おはよ、昨日寝るの遅かったからちょっと眠い笑』


「あーね、女子はちゃんと寝ないと。ね？」


『え？あ、うん。気遣いありがと…？』


「なんだそれwwww」









さとみくんと会話していると、教室にいるあの女子3人組の話がちらっと聞こえてきた









女子A「ねえ、河瀬さんって最近さとみくんと一緒にいない？ずる〜」


女子B「え、それな？…ころんくんとさとみくん独り占めとかありえないわ…」









でた…









女子C「もしかしてどっちのことも狙ってるんじゃない？」


女子B「うわ…それあるわ…」


女子A「どっちもとか最低じゃん笑」









こーゆーのは気にしない方がいいし、関わらないのが1番
っていうのは分かっているんだけど…少し気にしてしまう








なるべく表情にでないようにしながら、さとみくんとの会話を続ける








「あ、そうだ。LI○E交換しない？」








え、LI○E…？








『いいけど…』









私は自分のスマホをポケットから出す

家族ところん、部活で関わってる4人の連絡先しか並んでいないさみしい画面を見た





えーっと…どうやって交換するんだっけ？()
あんまりLI○Eを交換したことがないから交換の仕方がわからない…




おどおどしてると、それを察したのかさとみくんが優しく教えてくれた









「よし、これで交換できた！」


『…教えてくれてありがとう』ﾆｺｯ


「！？…いいえ」ﾆｺｯ









なんだか少し嬉しくて心がじわっと暖かくなった









…と同時に、少し寒気がした

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