幼馴染みCと転校生S【青】【桃】

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俺は知っている
Aが鈍感だってことを




ころんがこの鈍感っぷりにいつも悩まされている…と言う話を莉犬に聞いた

というのも、ころんは昔からAのことが好き…だとか
軽音楽部のあの4人(莉犬、るぅとくん、なーくん先輩、ジェル先輩)の中では有名な話らしい

“今の完っっ全にころちゃんからの告白セリフだったでしょ！” みたいなこともAは気づかずにスルーしたことがあった、とも莉犬から聞いた







『さとみくん家どこなの？こっち方面？』







と右を指差しながら聞いてきた







「そうだけど…Aは？」


『私もこっち方面。途中まで一緒に帰ろうよ』









突然の誘い(？)にまた不覚にもドキッとなる

なんなんだよさっきから…ドキッて…どした俺…((気づけこの鈍感め








『あ、迷惑だったら全然大丈夫だよ笑
ただ、帰り道同じなのに話さないのはなんかね…ちょっと気まずいじゃん？』








なるほどね、優しいただの気遣いね
天然発言かましてきたのかと思ったわ()

てか全然迷惑じゃない、むしろ嬉しい
…て！だから！嬉しいってどした俺！！((








「いいよ、一緒に帰ろ」









平然を装いながら言うには、このセリフで精一杯だった

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