とある兄妹ととあるグループ【2】

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A視点






実は昨日、私はるぅとくんにもころんくんにも連絡をしていた

どちらにも、『話したいことがあるから会いたい』とだけ伝えた

るぅとくんもころんくんも『家にきていいよ』と返事をもらったので家にいくことに




そして今、るぅとくんに私の気持ちを伝えころんくんの家へ







大丈夫、ちゃんと伝えられるはず
逃げ出しちゃだめ、るぅとくんにも応援してもらったんだから



そう自分に言い聞かせ、ころんくんの家のインターフォンを鳴らす




ガチャ





こ「あ、A、やっほ〜入っていいよ〜！」


「こ、こんにちは！お邪魔します…」


こ「んで、話したいことがあるって…さとみくんとケンカした？笑」


冗談混じりで私に話しかけてくるころんくん


「いやいや、お兄ちゃんとケンカして相談しにくると思います？私がいつも勝ってるんで心配しないでください(*´▽｀*)((」


こ「いつも勝ってんのwwwww」


「はいw」


バカなこといって笑いあってるこの時間が、ずっと続けばいいのに…ってこんなこと話しにきたんじゃない！！


「って違います！…あのときの返事…言いにきたんです…！」


さっきまで笑っていた顔が、お互い真剣な顔つきになる


こ「…」


「…私、ころんくんのことが好きです」


こ「それは僕も一緒、Aが好き」


「でも…」


こ「…でも…？」



私はずっとわからないことがある。
それは、『付き合う』ってどういうことか。

今まで仲良くしてたからこそ、『付き合う』ことになってもなにが変わるのだろうか。
今までどおり、一緒にゲームしたり、一緒にご飯食べたり、一緒にお出掛けしたり…

付き合ったとしても、お互いが幸せになるとは限らない。
好きゆえに束縛してしまったり、暴力をふるってしまうこともある。

…そんなこと…ころんくんはしないってわかってるけど



ほんと、付き合うってなんだろう…









ほんと、、、









「…わからないよ、、、」

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