検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:86,184 hit

なな! ページ10

.

side.ラウール

まだ3人しか紹介されてないのに個性豊かすぎる。
これは覚えやすそうだなあ、なんて考えながら見ていると
阿部さんに指名された次の人__
喧嘩(?)を諌めてくれた高貴な人がはい、と手を上げた。

宮「宮舘涼太です。カフェとバーを経営してるんだ。
みんなからは“涼太”か“舘さん”、“舘様”って呼ばれてる。」

様付け…やっぱ貴族か何かですか?
って聞きたい。めっちゃ聞きたい。

宮「ふふ、顔に出てるの可愛いなぁ。
俺は思いっきり江戸川の下町育ちだよ。じゃあ、次は翔太ね。」

くすくす笑われる。可愛かったか、今…?
てか下町で育ってこの気品って出るものなのかな。

渡「渡辺翔太。配達員やってる。涼太の幼馴染。」

端的、簡潔。わかりやすいのは助かるけど。
寧ろここまでが賑やかだったのかもしれないけど。
ちょっと冷たくされてるみたいで哀しい、かも。

宮「もう、翔太。不貞腐れていじわるしないの。」

渡「不貞腐れてないし意地悪してない。」

ぷいって横を向いてしまう渡辺さん。
どうしよう、やっぱりさっきの1件のせいだろうか。

深「あー、意地悪してんの舘さんの方じゃん。
ラウ気にしなくていいよ。
お前が可愛いって言われたのが気に食わなくて拗ねてるだけだから。」

いやそっちのほうが気になるよ!!
この人達といると突っ込みたい事が多すぎる。
まだ打ち解けられてないし、飲み込むけど。

渡「拗ねてない、次照で。俺風呂入ってくる。」

ご飯を残したまま席を立ってしまう渡辺さん。
えぇ…どうしよう…

宮「ふっか、トドメ刺さないでよ。もう…
あ、きみは気にしなくていいからね。明日には機嫌直ってるから。」

『明日までには直すから』に聞こえたのは僕だけだろうか。
僕だけじゃないと信じたい。

岩「ま、続けるぞ。俺は岩本照。
スポーツジムでインストラクターやってるのと、
佐久間と一緒にダンスと体操の教室やってる。
機会があれば見においで、佐久間のダンスいつでも見れるよ。」

ラ「絶対行きます!!」

僕の元気な返事に、岩本さんがくしゃって笑った。
笑顔可愛いな、

岩「んじゃ、次康二。」

向「はーい!
どうも、みんなの万能調味料こと塩麹よりも向井康二です!」

その明るい挨拶を聞いて僕が思ったことは一つ。

ラ「芸人さん…?」

途端、みんなが一斉に吹き出した。えぇ…

向「一回友達と目指したけどな?俺が転校してまって諦めたんよ。
今はバイトしながらカメラマン目指し中!
最後はめめやな。」

はち!→←ろく!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (185 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
822人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 雪男
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yoa | 作成日時:2021年10月28日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。