閑話 ページ31
秀吉side
―――とある日の放課後、特進クラス。
みやびちゃんとAちゃんは先に帰ってしもて、
特進の教室には、信長と家康、武田を除いた男共が残っていた。
秀吉「そういえばさあ、井伊たちってAちゃんと中学一緒やってんな?」
酒井「そうだぜー」
黒田「…井伊たちにだけ、"くん"呼びしているな」
榊原「あー…そう言われればそうかも?」
明智「僕たちにはまだ敬語ですし」
上杉「…仲良くなれてるとは思うんだけど、ね」
秀吉「なあ、なんで、あんなに可愛くて、女神みたいに優しいAちゃんが、
あの!鬼のような家康と付きおうてるか知ってる?」
井伊「あいつと家康のことは知らねぇ!」
井伊はそう言うと、急に立ち上がって教室から出て行った。
秀吉「え、なに、地雷やった!?」
本多「あー……、井伊はこじらせてるからなあ」
伊達「…青春、だな」
明智「……やっぱり、井伊くんもAちゃんのこと…」
黒田「…"も"?」
明智「な、何でもないよ!」
酒井「俺らの中でも、井伊が一番Aと仲良いんだけど、
家康と付き合った理由は聞いてねぇみたいなんだよ」
秀吉「なあんや、お前らも分からんのかー」
加藤「…それを知ってどうするくさ」
秀吉「ん?…あわよくば、略奪できるかなーって♡」
「「「「「略奪かあ…」」」」」
***
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作者名:まる | 作成日時:2022年9月23日 16時