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みやびside
Aちゃんを追いかけて、屋上に続く階段まで来た。
Aちゃんは階段に腰掛けて、俯いていた。
A「…ごめんね、みやびちゃん…。心配かけて…」
みやび「いえ…友達ですもの…。
あの…、Aちゃんと家康くんのご関係って……」
A「お付き合いを、しているの……」
みやび「お！お付き合い、とな！？」
キスをする間柄だ、もしかして…と予想はしていたものの、改めて本人からそうだと聞くと、やはり驚きがおおきい。
A「………ううう、お恥ずかしい、皆さんの前であんなこと…」
みやび「あの、失礼かもしれないのですが…
その…、あまりAちゃんと家康くんがあうイメージが…
Aちゃんは可愛いですし、お優しい方なのに…
家康くんは………その……」
A「ふふ、みやびちゃん、気を使わなくて大丈夫です。
性格悪いでしょう、彼」
みやび「………、」
A「無理矢理、付き合わされているとかではないの。
本当に、大好きでお付き合いをしているの。
……さっきのああいうのは困るけれど」
みやび「…Aちゃん…」
A「みんなが戦をすることからあらがえない運命だとしたら、
………私は運命にあらがっているの」
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作者名：まる | 作成日時：2022年9月23日 16時
