Fidelity in Love 2〈アンナチュラル〉 (ページ6) - 小説

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「ちょっと、中堂さん！返してください！」

中堂さんは制止しようとするわたしの言葉を無視して、スタスタと事務所にむかう。

三澄「くーべーくーん？仕事ほっぽって何してんの？」

久部「は、はい」

…気のせいか、中堂さん、三澄さんに近づいている気が…。

久部くんとふたりで顔を見合わせる。

中堂「事実は明明白白じゃなかったのか？」

三澄「え？」

中堂「ヒステリー女法医学者…恰好のエサだな」

中堂さんが記事を三澄さんに渡してしまった。
…はあ、と久部くんとふたりで深いため息をついた。

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作者名：まる | 作成日時：2018年3月9日 15時