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「東海林さん来てくれましたよ〜」
三澄「しょうじぃ〜〜」
東海林「あんたたち、ほんと仕事好きねえ。
はい、これのほうが水酸ナトリウムの含有量が高くて、粘り気があるから」
三澄「さあっすが、臨床検査技師」
東海林「たぶんだけどね。普通こんなやり方しないし」
ガサガサと東海林さんが袋からお酒とおつまみを出す。
久部「何買ってきたんすか？」
東海林「異性間交流会を切り上げてきたんだから、いいでしょう」
久部「異性間、？」
三澄「合コンのこと。…どうだった？」
東海林「ちょーう、不毛！」
三澄「ウニのプランクトン、プルセウス幼生！東海林、これ良いよ〜、ほどよくクリア！」
東海林「だいったいさあ、男4人中2人が既婚者よ！？信じられる！？」
久部「それだめだ」
東海林「なにしにきたんだーって話よ」
久部「なにしにきたんだー！」
中堂「…なにしにきたんだ、こいつら」
三澄「わたしたちが呼んだんです」
「顕微鏡もふたつしかないですし」
そう言いながら、中堂さん、三澄さんの邪魔にならないそばに、淹れたコーヒーを置く。
久部「東海林さん、そんな男ばっかじゃないですよ、鈴木さんみてください」
東海林「鈴木？」
久部「遺体を強奪した鈴木さん。
鈴木さんは、果歩さん、めっちゃめっちゃ好きだったんです。
人生全部だったんですよ。そんなに人のこと好きになれるってあります？」
東海林「いいな〜〜〜〜想われたいね〜〜〜〜〜ううう〜〜〜」
久部「…そうっすねえ」
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作者名：まる | 作成日時：2018年3月9日 15時
