Fidelity in Love 2〈アンナチュラル〉 (ページ40)

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ピーンポーン

久部「中堂さーん、久部です。顕微鏡もってきました。めっちゃ重いんですけど…」

インターホンが鳴って、モニターに久部くんの姿がうつる。

「久部くん！急にごめんね、ささ、入って入って」

久部「そこまで、関係が…？」

「関係？」

久部「うすうすはわかってたんですけど……おめでとうございます…」

「おめでとう？……あ、ありがとう」

部屋の奥まで久部くんを案内する。

久部「これ、は…」

中堂「遅い」

三澄「鈴木果歩さんがどこで亡くなったのか、胸腔液と入水地点と発見地点の海水を比較する。

所長には内緒で、まだ調べてるの」

久部「なるほどなるほど」

久部くんは、少し安堵の表情を見せた。

「久部くん？さっきのおめでとうって…」

久部「いえ！何でもないんです！勘違いでした！」

中堂「ああ、クソ…、ゴミばっかりだ…」

三澄「ゴミばっかですね…」

「ゴミだらけでなんっも見えない」

中堂「クソ根気よく探して、何日かかるんだ…！」

三澄「もうラボだったら楽なのに～…んっ、よしっヘルプを呼ぼう」

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