Fidelity in Love 2〈アンナチュラル〉 (ページ23)

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――――解剖室。
神倉所長が解剖に入る準備をしていて、東海林さんが笑う。

坂本さんが抜け、――そして、昨晩の帰り、躓いた時に、手首をねん挫してしまったわたしは、中堂さんの判断で、記録だけつけていた。
…軽いねん挫だから、大丈夫なのに。

中堂「神倉さん、ほら、もっとしっかり持って！」

神倉「血で滑るんですよーあんまり見たくないし」

「中堂さん、あんまり所長に怒らないでください…！」

中堂「お前が怪我するからだろう…！」

神倉「え、昇るの？」

中堂「昇らないとフレームに入らない」

神倉「高いよ～落ちたら危ない！」

中堂「ああ、使えねえ」

神倉「そんな言い方ないでしょう！？坂本さんの代わりがいないから仕方なく手伝ってるのに…」

中堂「久部え！代われ」

「「「え」」」

神倉「いい？ごめんね？」

三澄「中堂さん、今だけ臨時ですよ？」

中堂「こっちにで引き取ってもかまわないぞ」

三澄「手放した覚えはありません」

東海林「わああ～～～、六郎～、モテモテ～～」

久部くんをからかう東海林さん。

「ごめんね～～～久部くん～～～」

神倉「今、新しい人探してますから！」

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