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高野島さんのアパートのカギを所長から受け取った三澄班は、颯爽と現場に向かった。
事務所に残ったわたしは、さっきの解剖の書類をまとめる。
少し定時を過ぎて、残っているのはわたしと神倉所長だけだった。
神倉「…伊藤さん、はい、どうぞ」
「ありがとうございます、」
作業していた手を止め、神倉所長が入れてくれたお茶に口をつける。
「ん〜〜、やっぱり所長のいれるお茶は違いますね。これ玉露ですか？」
神倉「さすが、伊藤さん。…喜んでくれるのは、伊藤さんだけですよ」
「みんな素っ気ないですからね〜」
神倉「……中堂さんとは、上手くやっていますか」
所長は言うのを躊躇ったのか、すこし言いよどんだ。
「……ええ。口は悪いですけれど、腕は確かな方です」
神倉「…あの件は、」
「…中堂さんとは、目的が同じですから。協力させてもらってます」
所長は、つらそうに顔をしかめた。
「……“神倉さん”に、迷惑はかけません」
そう言うと、わたしは笑った。
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★ - 中堂さんに苗字で呼ばれてるので苗字変換したください！ (2018年5月20日 23時) (
レス) id: d2a87cea11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2018年3月5日 12時
