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きゅきゅきゅ、と音をたてながら、三澄さんがこれまでの経緯を、ホワイトボードにまとめる。
今日の解剖はないから、所長室にこもる中堂さんを放っておいて、わたしも三澄班の話に参加する。
三澄「問題はここ。濃密です。この日ふたりは甘い夜を過ごしました。
かわしたキスは数えてないので不明とのことですが、詳しく聞いた結果、濃いキスを20回以上」
「…濃いのを20回以上」
三澄「高野島さんはキスが大好きだったそうです。」
東海林「いるねえ、そういう人」
「三澄さん、それどうやって聞き出したんですか…」
三澄「馬場さんは、MERSに発症していないし、体内に抗体もできていませんでした。
ウイルスに一度も接触していないと考えるほうが自然です。そうすると……」
久部「高野島さんが感染を広めたんじゃない、」
「病院でうつされた、？」
久部「高野島さんは被害者」
三澄「でも証拠がない」
神倉「証拠がないなら、無かったことに…」
「は？」「は？」「は？」
神倉「だってさあ…」
→
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★ - 中堂さんに苗字で呼ばれてるので苗字変換したください！ (2018年5月20日 23時) (
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作者名：まる | 作成日時：2018年3月5日 12時
