CUBE ◇ GAME : 2【GENERATIONS】

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Aside









A「 …ん 」







伸びをしながら、

重い体を動かした。







不思議なことに、

筋肉痛にはならない。







でも、体力がついているのは確か。







体重も、ｹﾞｰﾑを

始めてからだいぶ落ちた。







ﾍﾞｯﾄﾞから降りて、

身支度をする。







いつもの待ち合わせ場所に

足を運び、麗を待つ。







麗「 おっはよー 」


A「 おはよん 」







そのまま喋りながら、

学校に向かう。







A「 ｷｭｰﾌﾞｹﾞｰﾑとかｸｰﾌﾟについて、

　 知ってること教えてくれない? 」


麗「 いいよいいよ! 」







麗の話によると、

やっぱりｷｭｰﾊﾞｰには







聞く力と話す力がないらしい。







それから、ｸｰﾌﾟは

常に仮面をつけている。







ｸｰﾌﾟの性別は不明。







麗「 でも、ほんとに忘れるもんだねー 」


A「 ﾌﾟﾚｰﾔｰのこと? 」


麗「 うん。1人も思い出せない 」







そうなっちゃうのかな。







麗「 何人いたのかも、誰がいたのかも、

　 その人たちと仲が良かったのかも、

　 何にも思い出せない 」







もうすぐあたしも、








そういう時が来るのかな。









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