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.Aside
もう、終わりだ。
でもあたしの背中のボタンに、
龍友くんのキューバーの手は触れなかった。
A「 …… ん … 」
ゆっくりと目を開けると、
そこには、ある人物がいた。
A「 涼太くん!? 」
あたしの囲むようにして、
涼太くんが両手を広げ
あたしの方を向いていた。
涼太「 … Aちゃん 」
A「 ……涼太くん…!?
ダメ。行かないで! 」
涼太「 …Aちゃん、頑張って 」
その言葉と同時に、あたしに
もたれかかるようにして
倒れ込んだ涼太くん。
A「 涼太くん!? しっかりして! 」
でも、涼太くんの身体は
びくともしなかった。
涙で前が見えない。
しばらくすると、
涼太くんの身体は
小さな水色のキューブに変化した。
A「 …行かないで __ 」
しかしキューブは、
あたしの手をすり抜け
空へと向かっていく。
なんで、あたしなんかを
かばったの?
クープ『 プレーヤーナンバー2の片寄涼太さんが、
キューバーに背中のボタンを押され
ゲームオーバーになりました 』
なんで、行っちゃうの?
クープ『 これで、残りのプレーヤーは2人です。
皆さん、頑張ってください 』
A「 みんなを返して!! 」
あたしは精一杯の力で、
空へ向かって叫んだ。
.
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香月 - 最高でした!涙が止まりませんでした!まるで、映画のようでした!実写化して欲しいですwww (2016年3月31日 4時) (レス) id: e396906918 (このIDを非表示/違反報告)
暖 - 続編楽しみにしてます!! (2015年3月11日 14時) (レス) id: 9c5e30a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 続編してください!! (2015年3月11日 9時) (レス) id: ba54500c05 (このIDを非表示/違反報告)
亜沙 - 続編楽しみにしてます!是非書いてください。 (2015年3月11日 8時) (レス) id: cbf5c6ab6b (このIDを非表示/違反報告)
ちはるん(プロフ) - 続編読みたいです! (2015年3月10日 23時) (レス) id: 74d5ee31c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴきりんた | 作成日時:2015年2月15日 22時