CUBE ◇ GAME : 2【GENERATIONS】

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.Aside









亜嵐「 仲間を見捨てる奴が

　 いたなんてなー＿ 」







ｹﾞｰﾑが始まる直前、







亜嵐くんは俯いて言った。







A「 ひどいですね 」


涼太「 ありえねぇよ 」


亜嵐「 だよな 」







すると、ﾏｲｸにｽｲｯﾁが

入った音が、微かにした。







ｸｰﾌﾟ『 皆さん、ｷｭｰﾌﾞｹﾞｰﾑ11日目です 』


涼太「 おーい、ｸｰﾌﾟ 」







隣にいた涼太くんが

声を上げた。







ｸｰﾌﾟ『 なんでしょうか? 』


涼太「 今日から、遠隔操作が始まるんだろ 」


ｸｰﾌﾟ『 よくご存知ですね 』







するとｸｰﾌﾟは咳払いをして、

言葉を続けた。







ｸｰﾌﾟ『 しかし、あなたたちは

　 すごく手ごわいです。

　 私も、今まで遠隔操作を

　 使った数は2回しかありません。


　 あなたたちで3回目です 』







あたしたちで、3回目。







ｸｰﾌﾟ『 1度目が、岩田剛典というﾌﾟﾚｰﾔｰに 』







剛典さん。







ｸｰﾌﾟ『 2度目は、中村麗というﾌﾟﾚｰﾔｰに 』







A「 麗!? 」







麗は、他の人に現実世界に

戻してもらったと言っていたけど







最後の1人に残ったのは

＿＿＿ 麗だったのだ。







A「 自分が最後の1人に

　 なったことも、忘れてるんだ… 」









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