100 LOVE【臣隆】

42：SPECIAL STORY ページ44

・瀬菜side









　瀬菜「 玲於！遅いよ〜 」







　高校を卒業してから3年が経っていた。







　玲於「 イブだから混んでたんだよ〜 」


　瀬菜「 はいはい 」







　玲於と待ち合わせたのは、

　駅前の大きなクリスマスツリーの前。







　そこに、知った顔を見つけた。







　瀬菜「 Aと臣先輩だ！ 」







　2人ともすっかり垢抜けて、

　クリスマスツリーの前で

　肩を寄せ合い、話していた。







　広臣「 A 」


　A「 ん？ 」


　広臣「 これ、やるよ 」


　A「 えぇ？何これ？ 」







　そう言って、Aの指に

　可愛いリングをはめた臣先輩。







　広臣「 今日、4年目の記念日だろ 」






　高校2年のあのクリスマスパーティーから、

　臣先輩とAは付き合い始めた。







　時々ケンカもしてたけど、

　まぁカップルにとっては大事なことで、







　Aは可愛いから、

　臣先輩と付き合った途端、







　学校中で人気のカップルになって、







　隆二先輩は、

　「 俺が恋のキューピッドだ 」って

　みんなに自慢してた。







　玲於「 あ 」







　玲於の視線の先には、

　フレンチキスを交わす2人の姿。







　瀬菜「 幸せそうだね 」


　玲於「 そろそろ結婚するかな 」


　瀬菜「 4年目だからありえるかもね 」







　邪魔しちゃいけないから退散。







　＿＿＿＿ 臣先輩とAの未来が、

　永遠に幸せでありますように。









・END・

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