100 LOVE【臣隆】

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・Aside









　広臣「 しかし盛り上がったな〜 」







　クリスマスパーティーは無事に終わり、

　生徒会と委員会のみんな、







　そしてあたしと臣先輩は、

　残って片付けをしていた。







　ベストカップルが始まる前、

　臣先輩から新夏先輩と別れたことを

　裏で聞かされて、動揺が隠せなかったけど。







　先生たちからのクリスマスプレゼント

　ということで、イルミネーションの

　飾りを外す仕事は、先生たちがしてくれる。







　あたしと臣先輩は、校庭に立つ

　大きなステージの装飾品を片していた。







　A「 そういえば、ツリーのコスプレ

　 してる人いましたよね！w 」


　広臣「 あぁ、いたなぁ〜。

　 あの人、顔出し1回もしてないよなw 」


　A「 誰だったんだろww 」







　他愛もない話をながら、

　着々と片付けは終わっていった。







　A「 倉庫に持っていきましょうか 」







　そう言って、装飾品の入った箱を

　あたしが持ち上げた瞬間、







　臣先輩はあたしの名前を呼んだ。







　振り向くと、臣先輩が近づいてきた。







　広臣「 俺、先生に用事あるから

　 職員室行ってくるわ。

　 ついでに飲み物も買ってくる 」







　A「 あ、じゃあ、これ片しときます！ 」







　広臣「 うん。待っててね 」







　それだけ言うと、臣先輩は

　校舎の方へと歩いて行った。







　＿＿＿＿＿ 違和感を感じたのは、

　気のせいだろうか。







　ツリーの灯りに照らされた

　臣先輩の背中は、







　何だか寂しそうだった。









・

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