100 LOVE【臣隆】

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・Aside









　いよいよ始まる。







　体育館のステージには幕がかかっていて、

　裏方の委員会たちが必死に作業していたり、







　余興担当のダンス部が、サンタやトナカイの

　コスプレをして、ステージの真ん中で

　円陣を組んでいる。







　あたしと臣先輩はステージ端の

　司会台に立ち、若干緊張していた。







　幕の裏からは生徒たちの話し声や

　笑い声が聞こえてくる。







　この向こうに1000人単位の

　生徒たちがいるんだ ＿＿＿＿＿ 。







　「 では始まりま〜す 」


　広臣「 頑張ろう！ 」


　A「 はい！ 」







　その声を合図で幕が上がり、

　吹奏楽部の生演奏と

　ダンス部のパフォーマンスが始まった。







　今年の総合司会は隆二と聞いていた

　生徒たちは、あたしの隣に臣先輩がいることに

　指を差しながら驚いている。







　余興が終わって、今度スポットライトを

　浴びるのはあたしたちの番だ。







　広臣「 吹奏楽部、ダンス部の皆さん、

　 ありがとうございました 」


　A「 ありがとうございました 」


　広臣「 今年も始まりました、

　 リア充にも非リア充にも優しい

　 クリスマスパーティー 」


　A「 今年の総合司会を務めます、

　 2年生の佐野Aです 」







　会場からは拍手と、

　玲於の「 いいぞ、姉ちゃ〜ん！ 」

　という声が聞こえた。







　広臣「 そして、風邪ひき隆二くんの代理で

　 さっき総合司会をすることが決まりました、

　 3年の登坂広臣です 」







　拍手と女の子たちの黄色い声がした。







　広臣「 今年のクリスマスパーティーの

　 総合司会は僕たち2人でお送りします 」


　A「 はい、よろしくお願いしま〜す 」







　みんなの温かい拍手 ＿＿＿＿＿。







　出だしは順調。









・

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