31 ページ32
・新夏side
会場設営中だっていうのに、
臣は私の腕を引っ張って
クリスマスパーティーでは使わない
誰もいない教室に入った。
新夏「 どうしたの？ 」
いつもと変わらないトーンで言った。
広臣「 俺と別れてほしい 」
また、それか。
新夏「 何回言ったら分かるの。嫌だ 」
広臣「 お願いだから… 」
新夏「 あの時はOKしたくせに、
今度は別れてって、意味分かんない 」
そうだよ。あの時、臣は確実に
私の告白にOKを出したんだよ。
広臣「 あの日のことは、本当にごめん 」
臣はいつもより深刻な面持ちだった。
広臣「 でも、お前だって
こんなの望んでないだろ ＿＿＿ ？」
新夏「 …何が 」
広臣「 口開けば別れ話。
手も繋いだことないし、ハグしたことも、
デートもキスもしたことない 」
新夏「 …… キスなんて、そんなの
私がしようと思ったらいつでも出来る 」
そう言って、私は立ちすくむ臣の唇を
強引に奪った。
広臣「 ……… やめろ 」
臣は小さな声でそう言いながら、
私を遠ざけた。
＿＿＿＿＿ 悔しい。
新夏「 そうだよ！こんなの望んでないよ！
好きな人にキスして拒否られたり、
付き合ってるのに愛されてなかったり、
こんなの全然望んでないよ！ 」
悔しくて、辛くて、目の縁が熱くなって、
つい声を荒げてしまう。
臣は、ずっと私を見ていた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 593人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梨奈 - ぴきりんたさんの小説初めて読ませていただきました!!本当に面白くて、読んでいて楽しいです(*^^*)更新頑張ってください！ (2015年12月20日 11時) (
レス) id: 5ed8611581 (このIDを非表示/違反報告)
3JSB-LOVE - ぴきりんたさんの小説は面白すぎてやばいです！更新頑張ってください！ (2015年8月13日 11時) (レス) id: 1a49b9e225 (このIDを非表示/違反報告)
EXILE一族LOVE - 凄い続きが気になります！ 更新頑張ってください！ (2015年8月11日 12時) (携帯から) (レス) id: 95448f39b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - おもしろいです！頑張ってください^^ (2015年8月9日 13時) (レス) id: 0c8ca365f6 (このIDを非表示/違反報告)
登坂ゆーな - 久しぶりの更新！楽しみでした！これからも、たーくさん更新してください！！ (2015年8月8日 11時) (レス) id: 2852b9ee28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴきりんた | 作成日時：2015年6月6日 15時
