100 LOVE【臣隆】

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・Aside









　臣先輩のことが大好きだけど







　新夏先輩の存在に

　あたしは前より、臆病になっていた。







　A「 もうあたし、一生

　 臣先輩に告白できないかも 」







　ポツリと言うと、瀬菜は優しく笑った。







　瀬菜「 気にしなくてイイんじゃない？ 」


　A「 でも新夏先輩、めっちゃ

　 可愛いじゃん。あたしなんて

　 絶対にOKでるわけないよ 」







　遠くで見てるだけでいいかも。







　そんな風にさえ、

　思ってしまう自分がいた。







　すると向かいの廊下に、

　＿＿＿ 臣先輩の姿。







　一瞬にして、心の悩みが解き放たれた。







　明るい笑顔で、「 よっ！ 」って







　手を振ってくれる、臣先輩。







　あたしも負けじと、

　手を振り返した。







　そのまま行ってしまう、君。







　その姿だけを、ただただ

　呆然と見つめるあたし。







　すると、後ろから

　聞き覚えのある声がした。







　「 Aちゃん 」







　あたしの名前を呼んでいた。







　振り向くと、そこには

　新夏先輩の姿があった。









・

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