神作者に出会ってしまった。【そ.ら.る】

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ツイッターのアカウントを消した。





それでも小説投稿サイトのアカウントは消せなくて。





パスワード保護にして、誰にも見られないようにして。







『・・・ごめんなさい、』






こうやって自衛するしかないのだ。






叩かれないうちに、消えてしまえばいい。






あなたと関わるのが怖いんです。






いろんなサイトのアカウントを消して、


小説はパスワード保護をかけて行って。






何度同じ作業を繰り返したかわからない。







数分して、葉山瑠衣から電話がきた。







瑠衣[ちょっとA、何してんの！？]






病院の渡り廊下の壁に、身を預けながら私は瑠衣に返す。






『何って・・・』






瑠衣[そらるさん、とかいう人のツイッター！見ろ！]






『んー？』





＿＿＿＿

そらる@soraruru

今日も読もうと思ったら読めない設定になってる


ツイッターのアカウント消えてる


俺もう病んでいいですか
＿＿＿＿



@www

私も読もうと思ったら読めなかった・・・


@xxx

ホームページ書いてましたよ、これ
https:・・・


@yyy

精神的な問題って、どうしたんだろう・・・

ひじきさんの小説好きだったのに・・・


@hhh

そらるはぁ、私だけ見てればいいの♡

逃げるようなやつ、そらるには似合わないもんね♡♡



＿＿＿＿

そらる@soraruru

配信やります


ほぼ自分語りなので面白くないかも


twitcasting.tv/・・・

＿＿＿＿






瑠衣[歌い手一人病ませるってお前本当に何したの？]








『・・・分かるでしょ、瑠衣なら』








瑠衣[炎上したくないってのは分かるんだけどさあ・・・]








嫌いなのだ。後ろ指さされることが。








陰口を叩かれることが。








私はイヤホンを差し込み、そらるさんの配信を見に行くことにした。

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