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「いつまで俺ここにいたらいいん」
なんとなくで聞いたこと。でも一瞬でAの表情は曇った。
『……ゾム様も一緒に寝ましょう、私にはベッドが大きすぎます』
今にも泣きそうな顔で言うから、俺に拒否権なんてない。
あの事件のあと、知らない場所で1人なんて怖いもんな。
「これでええんやろ？はよ寝ようか」
布団に潜っているAの横に横たわる。俺が横に来ると、うとうととし始めるAに思わず笑みを浮かべてしまう。
でも、男が隣におるのにこの無防備さはどうなんや。
「おやすみ」
そう言うと、薄らと開いていた彼女の目が閉じる。
その光景を見てるだけで、なんだか癒されてしまった。
俺も丸なったななんてシッマに言われてしまいそうや。
「……俺も寝るか」
久しぶりに早く寝るな、なんて思いつつ枕元の明かりを消す。
横から聞こえてくる寝息が愛おしい。
前は不思議なオタクくらいにしか思ってなかったのに、いつの間にこんなにも好きになっていたんだろうか。
そんなことを考えながら眠りについた。
___
_____
＿＿＿＿
『ぅ…うぅ……』
横から聞こえるうめき声で起きる。間違えなくAの声だ。
枕元の電気をつけ、状況を確認する。
Aを見ると、少し険しい顔をして汗をかいて寝ていた。
変な夢でも見ているんだろうか。
額に手を当ててみても熱があるわけではなさそうで、少しほっとする。
「おい、A……！」
少し大きな声で名前を呼ぶと、薄らとAの瞳が開く。
『ゾム様……？ゾム様…！』
小さな声で俺を呼ぶと、俺に抱きついてくる。…………拷問かよ。
「悪い夢でも見たん？」
腹に抱きついてるAの頭を片手で撫でる。
『怖い夢を見ました…一人ぼっちになる夢』
そう辛そうに言うから空いた片手で抱きしめる。
もうこれ以上お前に辛い思いはさせたくない。
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ユリカ - 凄くどストライクで一瞬で読ませて頂きました。更新してくだされば嬉しいです。お待ちしております。 (2022年2月20日 15時) (
レス) @page24 id: 9dc0c56771 (このIDを非表示/違反報告)
チャコ - すごく素敵な作品です…更新心より待ってます… (2022年1月6日 23時) (レス) @page24 id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - とても楽しく読ませていただきました。いつかまた更新してくだされば嬉しいです。 (2021年10月28日 12時) (レス) @page24 id: 26248b9bea (このIDを非表示/違反報告)
りっちー*寝不足猫*(プロフ) - 夢主ちゃんに共感すること多いし、幹部、夢主ちゃん、メイドさん含めみんな可愛い…!!めちゃくちゃこの小説好きです！ (2019年3月22日 21時) (携帯から) (レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
ぴか。(プロフ) - わすさん» ありがとうございます！感想頂けるの本当に嬉しいです…力になります…！このコメントを糧に次の話も早め更新したいです〜 (2019年1月3日 16時) (レス) id: 9dcc180f4f (このIDを非表示/違反報告)
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