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鏡の前の自分と見つめ合うこと早20分。どうやらオスマン様のこだわりで、とてもヘアメイクを凝ってくれているらしい。
所詮女子高校生の私なんて、綺麗になるにも限界があるだろうとは思うのだが、
せいぜいゾム様の後ろを歩けるくらいには綺麗でありたいとは、思う。
「できたで〜」
うんうん、いい感じ
と、満足気に頷くオスマン様はとても可愛らしい。
『私なんかに時間割いてもらってごめんなさい…ありがとうございます』
「ええよ〜髪いじるの好きやから」
にこりと微笑む姿は美しい。これをプロマイドにして発売したら、100万枚刷っても間違いなく完売するであろう。
「メイクも黄緑の浴衣に似合っていい感じやな」
『…………ありがとうございます』
なんとなく、その言葉はゾム様から聞きたかった気がする。
「ほら、ゾムが待ってるで。早く行ってあげな」
『はい…』
立ち上がり、オスマン様にありがとうございましたとお辞儀をする。
「ゾムは子供っぽいからなぁ…
Aちゃんが思ってるよりずっと」
ドアノブに手をかけた時、小さな声でオスマン様が呟くのが聞こえた。
＿＿＿＿＿＿
『お待たせしました』
「おー、じゃあ行こうや」
男性物の浴衣を着て、普段のフードがないゾム様はとても新鮮だ。
下に甚平を着てるピくんの姿も可愛らしい。
少しだけゾム様に手を引かれ、歩き出す。
でも普段と違って、そこには会話はないのだ。
引かれていた手も、すぐ離されてしまい。そこにはピくんの手がある。
それを見た時、ふと思ってしまったのだ。
私の場所がピくんに盗られた、なんて。
それが間違った考えであり、気の所為なことなんて私もわかっている。
ただ一瞬でも、そんな考えがよぎる程には、私の心は参っているみたいだ。
＿＿＿＿
更新とても遅れて申し訳ないです。作者が大分忙しい時期には行ってまいりました。
スランプも続き、小説の書き方がイマイチあっているかさえわかってません…
とりあえずゆっくりながらも更新は続ける予定です。
スランプ解消にほかの活動もしつつ、頑張りますのでよろしくお願いします。
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ユリカ - 凄くどストライクで一瞬で読ませて頂きました。更新してくだされば嬉しいです。お待ちしております。 (2022年2月20日 15時) (
レス) @page24 id: 9dc0c56771 (このIDを非表示/違反報告)
チャコ - すごく素敵な作品です…更新心より待ってます… (2022年1月6日 23時) (レス) @page24 id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - とても楽しく読ませていただきました。いつかまた更新してくだされば嬉しいです。 (2021年10月28日 12時) (レス) @page24 id: 26248b9bea (このIDを非表示/違反報告)
りっちー*寝不足猫*(プロフ) - 夢主ちゃんに共感すること多いし、幹部、夢主ちゃん、メイドさん含めみんな可愛い…!!めちゃくちゃこの小説好きです！ (2019年3月22日 21時) (携帯から) (レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
ぴか。(プロフ) - わすさん» ありがとうございます！感想頂けるの本当に嬉しいです…力になります…！このコメントを糧に次の話も早め更新したいです〜 (2019年1月3日 16時) (レス) id: 9dcc180f4f (このIDを非表示/違反報告)
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