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目を開けたとき、目の前には白い壁。
あれ、なんかデジャブを感じる。
周りを見て確信する。ここは医務室。
『あ……』
そうだ。私誘拐されてたんだ。なんでここにいるんだ。
しばらく考えてると、ゾム様が来てくれたことを思い出す。
『……やばい』
王子様かよ……。
画面越しで見ていたサイコパス狂人ゾム様さえ大好きだったのに、それはカッコよすぎる。
思い出して悶える。
「あ！Aちゃん起きた！」
奥から私の声を聞きつけて、しんぺい神様がやってくる。この短期間で2回もお世話になってしまった。
『ご、ごめんなさい迷惑かけてしまって』
「謝らなくていいよ？あ、吐き気とかしない？どこか悪いところある？」
『い、いや大丈夫っぽいです』
誘拐されていた時に感じていた吐き気はなくなった。やはり睡眠時間の問題だったのか。
「んー、でもまだ熱はありそうだね」
『熱……』
「はい」と体温計を手渡されて、しぶしぶ測る。
『…げ』
「げ、ってことは高かったんだな」
しんぺい神様に体温計を奪われる。
「38度もあるな…。うん、しばらくは自室で睡眠をとること」
『……はい』
「あ、しまった。みんなに連絡入れ忘れてた」
『！！』
みんなとは幹部様のことだろう。耳元にあるインカムという機械をしんぺい神様が触っている。
「みんな、Aちゃんの意識戻ったよ。まだ医務室にいるけど、もう部屋に返すつもり」
『ちょ、その連絡…』
もしかしたら幹部様方が来てしまうかもしれないではないか。
あんな男達に誘拐された上に、睡眠不足で体調を崩すなんて恥ずかしい。
もぞもぞと布団から抜け出そうとする。
「Aちゃんは大人しくしてなさい」
そしてしんぺい神様に止められる。
「っていう連絡。あと、Aちゃんすぐ寝るのやめちゃいそうだから、1人くらい監視が欲しいかな」
私のことを見ながら連絡をするしんぺい神様。インカムの連絡をきったのか、私に話しかけてくる。
「うん、またあとでカウンセリングさせてもらうからね。それまでは自室で寝てな」
『……はい』
「それくらいはおくってあげるから」
「立てる？」としんぺい神様が手を差し伸べてくれる。
『……ありがとうございます』
ここで手を取ってしまうのが、今の私の現状だ。
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保冷剤 - ( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞｯﾊｯ!! 訳：素敵な作品ですね (7月2日 21時) (
レス) @page37 id: 0fad1da900 (このIDを非表示/違反報告)
くもり。(プロフ) - はじめまして！くもり。と申します（＾ω＾）私の友達にイラストを描いている子が居るのですがこの作品を勧めたところ漫画にしてみたい！等と言い出したのですがどうでしょう？あととても素敵な作品ありがとうこざいました！まだ途中ですが読み進めていきます！ (2020年12月22日 19時) (レス) id: 42e6b9308f (このIDを非表示/違反報告)
ぴか。(プロフ) - アケメネスさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！ (2018年8月31日 0時) (レス) id: 9dcc180f4f (このIDを非表示/違反報告)
アケメネス(プロフ) - トキメキで死亡(素敵な作品をありがとう。) (2018年8月30日 22時) (レス) id: ba4ae53b18 (このIDを非表示/違反報告)
ぴか。(プロフ) - うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい←さん» 応援ありがとうございます、続編へ移行しましたのでそちらもぜひ読んでいただけたら嬉しいです！ (2018年7月2日 1時) (レス) id: 9dcc180f4f (このIDを非表示/違反報告)
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