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けいside

ひかる 「みんな、おはよ〜今日の朝ごはんは、デザートにオレンジがついてるぞ〜
 
  よかったな!」


ゆうや 「おっはよ〜みんな、調子はどう?」


だいき「やった!オレンジだいすき!!オレンジ!オレンジ!オレンジ!おr、、、」


りょう「も〜だいき、うるさい〜笑」


ゆう「だいちゃん、よかったねぇ、、、笑」



あぁ、みんな、朝から元気だなぁ。


僕は、、、全然だめだ。朝は、体に全然力がはいらない。

気持ちも沈んでしまう、、、



だから、どうしても考えてしまうんだ。




ぼくなんか、この世にいていいんだろうか。


こんなにデブで、ぶさいくで、醜くて。


生きてる価値なんかないんだ。




いつからだろう。普通にご飯がおいしいと思えなくなったのは。

いつからだろう。食べて、吐くことでしかストレスを発散できなくなってしまったのは。

いつからだろう。物を食べることが恐怖になって、何も食べられなくなったのは。








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ぼくは、親が勝手に応募したオーディションに合格し、小学校のころから芸能活動をしていた。


午前は普通に小学校にいって、学校が終わるとすぐに、レッスンや、収録の現場に向かう。

そんな日々。

忙しいけれど、今までとは違う生活に、充実感を感じていた。


ありがたいことに、有名なお菓子のⅭⅯに出させていただいてからは、

いっきに有名になって。


「伊野尾慧」なんてめずらしい名前、なかなかいないから、


僕は、一躍学校中の有名人になってしまった。




「おい、みろ。あれが☆組の、あの伊野尾慧だぞ。」

「やっぱり、生で見ると、よりかっこいいっ!」





どこに行くにも、学校中の人からじろじろ見られた。

最初は、照れくささもあったけど、でもそんなに悪い気はしなかった。







でも。僕は自分で、本当の自分を押し殺していた。

ほんとの自分に蓋をしていたんだ。

もともと、そんなに目立ちたがり屋な性格ではないのに。





ちょとずつ、ちょっとずつ、目には見えないストレスがたまっていることにきずかないふりをして。





そんな、毎日に、心も体も壊れていっていた僕には。




その一言を、「ただの悪口」で片づけることができなかったんだ、、、、、、

*→←作者です。



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作者名:ぴりか | 作成日時:2019年10月14日 2時

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