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《──えっと……えっとね、私が言いたいのは、もし私が死んでも、キリトは頑張って生きてね、てことです。
これ、Aにも伝えてほしいんだけど。
君は生きて、この世界を見届けて、この世界が生まれた意味、私みたいな弱虫がここに来ちゃった意味、そして君と私が出会った意味を見つけてください。
それだけが、私の願いです》


『……聞いてるよ、サチ』
君は弱虫なんかじゃない。
こんなにも私の……私たちの心に生きる理由を遺してくれた。
見届けるよ。生きて、君の願いを叶えてみせる。

だから、今は……『 おやすみ 』


私は彼女の奏でる旋律に 歌詞の無い音を乗せて歌った。

せめて、彼女やその仲間たちが苦しむことなく天へとのぼれたことを祈って。


マグカップからはもう湯気は上がっていない。



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シオン(プロフ) - 続き待ってます (2021年10月20日 18時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スピカ(しゃっぽ) x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年10月6日 11時

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