誰かのために【由唯side】 ページ43
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興奮の止まぬサーキット会場―――。
表彰台を降りた勝者を、沢山のカメラフラッシュと人々が取り囲むが、由唯は人込みを潜り抜けてスタンドへ向かった。
彩子に促された刹那が、おどおどと周囲を気にしながら、サーキットに降り、
その後ろには、興奮の冷め止まぬ颯汰と葵もいる…。
『―――……トップで抜けたよ、せっちゃん』
戸惑う刹那に、先程貰ったトロフィーを渡す。
ちらりとそれに視線を落とすと、刹那の両手が由唯の首を引き寄せた。
「――ッ。由唯くん、おめでとう!」
『ありがとう―――せっちゃんの、おかげだよ』
君が、ご飯作ってくれるから
君が、応援してくれたから
君が、傍に居てくれるから
君が―――俺を、強く 速くしてくれる。
由唯は刹那の首に、緊張の抜けた頭を擦り寄らせ その体を抱きしめ返した。
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鈴桜(プロフ) - バイクレース勝った〜〜!!おめでとうです。続き頑張って下さい。待ってます。 (2021年10月5日 22時) (レス) @page42 id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
kohaku(プロフ) - シオンさん» コメント有難うございます、温かく見守って頂けると嬉しいです。 (2021年10月4日 22時) (レス) id: cbd072c832 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 可愛いです。セツにチュウルやっての可愛さがあります。続き頑張って下さい (2021年10月4日 21時) (レス) @page33 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃっぽ、kohaku x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年9月16日 0時