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ズドドド！
「“チョッパー”。コイツまーた外に出たのかい」
『外の空気を吸いたかったのもので』
「ど“ドクトリーヌ”！！包丁投げないでよ！！当たるかと思った！
『ナイフなら受け止めたが？』
てかお前は動揺し無さすぎだぁ！！」
指に挟んで受け止めたナイフを見せても
ひとり興奮するトナカイ先生は、俺をベッドへ戻すと素早くナイフをかっさらいキッチンの方へと消えていった。
……忍の自分には効かないんだけど。
「そんなの関係ないよ」
上から声が降る。
見上げると長身の老婆……
「あたしゃまだピチピチの138歳だよ」
……女性がメスを持ちながらこちらを見下ろしていた。
「アンタは“患者”でアイツは“医者”だ。
アタシらの前から患者が消えるときはね
“治るか”“死ぬか”なのさ」
まだ熱があるんだ、寝な。
額を軽く小突かれるだけで俺の体は重力に従うままベッドへ沈んだ。
子どもの体なのに、酷く 重い。
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