検索履歴 ページ6
突然ですが、私たちの部室にはパソコンがあります。
レギュラー陣だけの部室なので、使ったら意外とすぐにバレるんだけど、今日は侑士が使おうとしたらしく検索履歴を見ている。
「検索サイトの履歴に『バラ風呂』って残ってる、誰調べてん？」
「跡部じゃね？」
「いや、毎日入っとるやつが調べるか？」
いや、私毎日はいってないよ！？
岳人は私にどんなイメージ持ってるんだ。いや金持ちか
流石にたまには普通に風呂に入りたい。
「前にどんなもんか俺が調べたんだよ」
「入りてぇの？」
ふとそこで着替えが終わったので声を掛ける。
「亮、お前入りたいなら今度の合宿はそうしてやるが？」
「え、いやうーんまあ」
亮が悩み始めた。なんか嫌だったのか？
「『花子さん』『さとる君』都市伝説か……？」
「まあこれは日吉やな……」
「『ふがし』『うまいぼう』『まっく』『まんきつ』」
へ？
「あ、ちょっと待て！！侑士！！」
「跡部だ！！」
「跡部が調べたな！！」
そう言って2人から視線が集まる。
「いや、ちょっとな…」
そう言って目をそらす。
ふと久しぶりに駄菓子が食べたいなと！！！
あとみんなでマックとか行きたいなって！！！
「庶民の営みを勉強してたんだな！！俺たちとコミュニケーション取るために！」
いやまあそうだね
「お前健気だな…」
なんか感動されたように亮に言われたけど…
「だー！うるせえな！悪趣味なことしてんじゃねーよ。おめーら…」
「まあ、跡部ええやんか」
「そうだぜ跡部」
ぐ、こうなったら
「おい、お前ら2年の3人とジロー呼んで行くぞ」
「え、どこ行くんだよ」
「あ？マックに寄り道しに行くんだよ」
「勿論、俺のおごりでな」
みんながポカーンと口を半開きにする。
そして、1番最初に宍戸が我に返って2年とジローを呼びに行った。
そして、マックへ行くために歩いている途中で
「そんなええのに奢んなくても」
「そうだぜ、跡部！」
「ウス」
「跡部さんにはいつもお世話になってますから！」
こんなことを言い出した。
「そんなもんなのか？」
なんとなく感覚が狂ってきてるけど、やっぱりそれでいいのかなあ
ついてからはみんなで楽しんで寄り道しました
(跡部、注文しなれてね？)
(いや、初めてだぞ)
(頼むもの決まってたな)
(あー、変だと思われちゃったかな)
(それから週一ぐらいで寄り道する日ができた)
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作者名：麻有 | 作成日時：2018年3月3日 18時
