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移動途中にAに経緯を聞いた
数ヶ月前から会社の男性社員にストーカーをされていること、家がバレるのはマズいと思いホテルで寝泊まりしていたこと、心配かけまいと1人で耐えていたこと、
そして、今その男がドアをたたいてること
稲｢っごめん、、なんにも気づいてあげれなかった…｣
｢私もごめんなさい、、1人でなんとかしようと思っていたのに結局迷惑かけちゃった…｣
稲｢いいんだよ、、パパに迷惑たくさんかければ｣
｢、…ぅん｣
Aの声が少し明るくなった、、
だが、依然として電話越しにドアを叩く音がやまず罵声も聞こえてくる
'開けろいうてるやろ'ドンッ
｢ひゃ……こわっ……い……パパぁ｣
稲｢大丈夫っ！すぐパパ行くから、、ね｣
｢うん、、、パパぁ｣
早くAを抱きしめたい、安心させてあげたい、、
松本さんが警察に連絡をしてくれたようで
すぐ現場に行ってくれるとの事だ、、
稲｢どうした？もうすぐ警察の人来てくれるから｣
｢蹴ってくる、、こわっ……やだぁぁぁ、、パパぁ！｣
電話越しに凄い音がきこえてくる、、
'調子に乗ってんじゃねぇぞ、こら'
稲｢松本さんっ！警察は？｣
松本｢今着いたって！｣
稲｢A？警察の人着いたって！…A？｣
｢はぁはぁはぁ、、やだや…だ｣
電話越しに"なにしてるんだ！やめなさい"と声がきこえてくる、きっと警察だろう
稲｢A、もう大丈夫だよ｣
｢やだ、……こわっ…｣
恐怖が大きすぎて、パニックになってるようだ
稲｢A、聞いて？もう警察の人いるから、、パパもすぐ
着くから、大丈夫！｣
｢パパ、はや、、く…こわっ…い｣
稲｢わかったよ、、もうホテル着いたからね｣
ホテルに走って向かいエレベーターに乗り込む
気持ちだけが焦り、到着音がなった瞬間【開】ボタンを連打する
扉が開くと怒声が聞こえてくる、、、
'離せよ、俺はAに会いたいんだよ'
'おいっ、、触んな…クソッ'
松｢ひどいな……こんな中、1人でAちゃん耐えてたんだね｣
稲｢……｣
怒りで体が震える……一歩足を踏み出した時にスタッフに止められた
ス｢ダメです、稲葉さん！｣
松｢今は早くAちゃんの所に行ってあげよう、、｣
稲｢……そうですね、｣
電話からAの声が聞こえた
｢パパ、……？｣
深く深呼吸し、気持ちを落ち着かせ
普段通り優しく話しかける
稲｢もうつくからね｣
｢うん｣
稲｢ついたよ、｣
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作者名：white | 作成日時：2023年4月20日 7時
