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絶対お前走らないだろという格好の男が話しかけてきた、、
疲れてるし、暗いし、目の前には知らない男、、
もうめんどくさくて低い声が出た
「えっ、誰？」
男「こんな暗いのに1人で危ないよ？」
ニヤニヤとした顔で聞いてくる、、、
いや、お前が1番危ないから……と思いつつ少し恐怖を感じる
後ずさるがそれと同時に男は距離を詰めてくる
「あの、、大丈夫です すいません」
男「逃げないでよ、俺と」
「お前誰？」
横から声がした
あ……パパの声……
男「え…」
パパは男と私の間に入り、背中に隠してくれた
稲「だから、お前誰？」
「.…パパ」
男「えっ、パパ？
一人じゃなかったのかよ」
稲「なに？なんか言った？」
男「いや、何でもないです…すいません」
パパが冷たく言い放つと、男はそそくさと逃げていった
男が完全に居なくなるまで睨みつけてる
稲「何もされなかった？大丈夫？」
男が居なくなったことを確認し、強く抱きしめられた
「うん…戻ってきてくれてありがとう」
稲「当たり前でしょ
はぁ〜あせったよ」
「誰か知らない人が助けてくれたのかと思った」
「ん？Aの足音が小さくなって、振り向いたら変な男がAの近くにいたからすぐ戻ってきたんだよ」
「う〜ありがとう〜
パパと一緒に来てよかった〜」
稲「怖かったね、これに懲りたらもう暗い時に走りに行かないこと！
約束して！」
「はーい」
稲「どうする？家帰る？帰ってゆっくり休もうか？」
「ううん！最後まで走る」
稲「大丈夫？」
「パパがいるから大丈夫！」
稲「無理しないでね、辛くなったらすぐ言うこと！約束できるなら行こう」
「約束出来る！」
走り始めると、先ほどよりもゆっくりなペースで走ってくれてるのがわかった
30分後ーーー
「疲れたー!!でも、気持ちいいーーー」
稲「本当気持ちいいーーやっぱり朝走ると体が起きるよ」
「ねぇ、パパ？」
稲「ん？」
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作者名：white | 作成日時：2023年4月20日 7時
