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「やめて!手離して!」



手を振り払うが



男2「うるせぇなー早く来いよっ」



「いっ……」



男に引っ張られ痛みが走る




パパーーー








?あ…れ、、引っ張られる力が弱くなった……?
顔を上げると



稲「何してんの?」



私を引っ張っていた男の腕をパパが掴んでいた



男2「え…お、お前誰だよ」



稲「父親だけど?」
男の腕を掴んでる手に力が更に入った



男2「いっ……」



稲「娘から手を離せ」



パパがそう言うと、威圧に負け男が手を離し解放された、、痛かった……






赤くなった手首をみて、パパが静かにキレる



稲「何してくれてんの?」



男1「す、すいません」
男2「ごめんなさい、、、」



男たちは逃げていった、、



稲「はぁ……焦ったー」


ギュッと抱きしめられる



「ありがとう、パパ」



稲「手首大丈夫?赤くなっちゃったね、、あぁ〜Aの体に傷が……」



さっきは、あんなにかっこよかったのに
今目の前にいるのはいつものデロデロなパパ 笑



「これくらい大丈夫だよ、、笑 お家帰ったら冷やすから」



稲「だめ、今冷やさないと!跡残っちゃうでしょ、、」



さっきの騒ぎで人が集まってるのに
コンビニで保冷剤を買って冷やしてくれる



バレてはいないが目立ってしまうからと
路駐してあった車に乗り込む
「ちゃんと冷やして」とタオルでグルグル巻にされる




稲「電話繋いでいてよかった、、会話聞きながらヒヤヒヤしたよ」



「繋いでいて良かったけど……
めっちゃ気まずかった、、父親との電話の途中でナンパされるのなんてなかなかないよ」



稲「まぁね 笑 今日みたいな事があるかもって思うだけで心配でパパ仕事に行けなくなるよ」



「今日だけだよ、あんなしつこいの初めてだもん」



稲「え、、よくされるの?」



やば……



「えっ……どうだろう?、、、」



稲「ね、されるの?」



誤魔化したけどダメだ……



「…時…々…」



稲「なんで言わないの?」



「…うん」



稲「危ない目にあわなかった?」



「それは、、大丈夫」



稲「パパ、、心配なんだけど」



「これからは、1人で夜歩かないようにする」



稲「約束だよ?…遅くなる日はパパが迎えにくるから」



「うん、、ありがとう」






急いで路駐し走って助けに来てくれたことが、、のちのちわかった
パパが来てくれなかったらあのまま連れていかれていたかもしれない
パパありがとう
パパは私のスーパーマン

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作者名:white | 作成日時:2023年4月20日 7時

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