思い出話 ページ2
A6歳の頃
「やだやだやだ」
足元で地団駄を踏んでいる
どうしても一緒に遊びたかったようであばれてる
頭を撫でて、ゆっくり諭す
稲「仕方ないでしょ？仕事なんだから」
「やだぁ〜っ」
なにも聞こえない聞かない状態だ
稲「今度ほら…あそこ…えっとAの好きな…なんだっけ？」
「ディズニー？」
稲「そうそう、ディズニーでも…どこでも好きなところ連れていくから」
「いやぁ〜」
稲「仕事だから、ね？」
「…そんな仕事辞めていいよ」
稲「こ〜らっ！パパのこと待ってくれてる人がいるのにそんな事言わないの」
「パパにはママとAがいるじゃん！」
ママ｢ママはお仕事頑張ってるパパ好きだな〜｣
ここで妻が、救いの手を差し出してくれる
｢Aもお仕事のパパ好き〜、パパかっこいいもんね｣
娘が可愛すぎて、顔が緩む
稲「パパもママとAを世界で1番大好きだよ
でもね、パパにはパパ達を待ってくれてる人たちがたくさんいるの、その人たちに幸せをたくさん届けなきゃいけないの」
「そうなの？じゃあ、パパはサンタクロースのライバルだねꉂ」
幸せを届ける＝サンタクロース
って方式が出てくる娘、天才だな
ママ「くすくす、
そうね、パパはサンタクロースのライバルね」
「それはパパ行かないとだ！」
稲「でしょ？ じゃあ、行ってきてもいい？」
「いいけど、Aとディズニーいくの忘れちゃダメよ」
稲「もちろん！約束ね」
「指切りげんまん」
娘が可愛いすぎる
嫁に出せるのだろうか……いや、出せないな
なんて、考えながら小さい指と指切りげんまんをした
稲、A「ゆびきった！」
ふふふっと笑いながら妻の方へかけていく
「ねぇママ！ディズニー行こうね！」
ママ「うん、楽しみね！」
妻に｢今のうちに行ってきて｣と背中を押された
はは、、笑 ディズニ〜♪と嬉しいそうにダンスしてる
稲「ありがとう、、」
行ってきますとウキウキわくわくな娘に呟いた
ママ「いってらっしゃい」
稲「ってことが、昔あってさ〜」
松「天使じゃん、、そんな娘がもう何歳なんだっけ？」
稲「もう25歳だよ
そりゃ俺たちも年とるわな〜」
松「いや、稲葉はずっと若いよ 笑」
稲「え、ありがとう」
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作者名：white | 作成日時：2023年4月20日 7時
