暁夜2 ページ12
貴方side
貴「私の仲間に手を出すな。」
吹き飛んだ敵を横目で見つつそう言うと、後ろから感激したような声が聞こえた。
隊「姐さんカッコいい……」
貴「ほらっ!ぼさっとしてないで行くよ!!」
まだまだ敵は残っている。隊士のはい!!と言う返事を聴きながら、満月の夜の戦場へと再び駆け出した。
30分後ーーー
暁夜の連中はボコボコの状態で連行されて行った。
沖「残念でさぁ。同点なんて。」
貴「危なかった……。」
最後の一人私が倒さなければ負けていた。
一日沖田のいいなりになるなんて、命がいくつあってもたりない。
ほっと安堵しつつ、空気の緩んだ倉庫を見渡す。
そんな私の視界に妙なものが入ってきた。
ん……?
二階の窓のそばに影…?
っ!!
そいつの正体に気づいた瞬間、背筋が凍った。
スナイパーだ。ライフルを構えてこちらを狙っている。
生き残りがいたなんてーーそう思いながら、スナイパーが狙っている方向をみる。
局長か?いや、あの銃口の向きは違う。
振り返った私の視界に、隊士に指示を出している副長の姿がうつる。
スナイパーがトリガーに手をかける。
狙われているのは…副長!!
土「一番隊はk」
貴「っ副長!!!」
ドンッ!!
気づいた時には、もう私は副長を突き飛ばしていて、副長が目を見開いてこっちをみているのがスローモーションのように見えた。
そしてーーーーードシュッ!!
肉の裂ける嫌な音が響く。
私の右脚の太ももが銃弾に撃ち抜かれた。
紅い美しさに染まった血が辺りへ飛びちる。
貴「ぐぁっ!!」
言い表しようのない熱く鋭い痛みが体を貫き、そのまま私は倒れ込んだ。
隊「姐さん!!?!」
緊迫した表情の隊士達が駆け寄ってくる。
貴「私のことなんかっ……いい…から…アイツを捕まえろ!!…」
隊士達が離れたくなさそうにするが、私の言葉にバタバタと走りながら離れていく気配がする。
止まらない血が私の周りを染めていく。
土「睦月っ!!睦月!!おいっしっかりしろ!!
Aっーー!!!」
途切れる寸前の私の意識に、顔をゆがめて必死に私の名前を叫ぶ副長の声がいつまでもこだましていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
よっしゃあああ!!!テスト終わりましたぁ!!更新頑張ります!!
紺花
Q将来の夢はなんですか?A貴「わさび王に俺はなる!!」新「なんなんですかそれ……つーかもうなってますよ、絶対。」→←暁夜
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紺花(プロフ) - 土方彩香さん» 全然大丈夫ですよ!誤字可愛らしいです。本当ですか!?シリアス自信がなかったので嬉しいです!!ありがとうございます!これからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年10月21日 19時) (レス) id: 3ee85d0920 (このIDを非表示/違反報告)
土方彩香 - すみません、「とかとか」になっちゃったのは誤字です…。 (2019年10月20日 23時) (レス) id: a12d762946 (このIDを非表示/違反報告)
土方彩香 - お久しぶりです!…いや、あの、ひとつだけ言わせて下さい…。紺花さんの書くシリアス最高です!!!いや、ギャグもいいんですけど、元々暗い話とか重い過去とかトラウマとか戦とかとか大好きなんで、今のシリアスむっちゃ私好みです! (2019年10月20日 23時) (レス) id: a12d762946 (このIDを非表示/違反報告)
紺花(プロフ) - やっぱりテスト、ありますよね……。うぅ、テスト嫌だァア!!でも、コメントをくださったおかげで元気がでました!頑張ります!お互い頑張りましょう!!コメントありがとうございます!! (2019年10月3日 7時) (レス) id: 2272969ba0 (このIDを非表示/違反報告)
土方彩香 - お久しぶりです!私も明日からテストです…。嫌だよ〜…。なので、頑張って下さい!と言うか、お互い頑張りましょう!! (2019年10月2日 20時) (レス) id: a12d762946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺花 | 作成日時:2019年5月22日 20時