告白 ページ49
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「何かあってからじゃ遅いだろ」
分かりやすくさっきから落ち込んでるA
そろそろ許してやらなきゃと思うけど
口から出るのは棘を含む言葉ばかり
なべがAに何かしたなんて思ってない
でもなべにAの寝顔を見られたと思うと腹が立つ
なべに抱きしめられたと思うと上書きしたくなった
Aは甘いコーヒーは飲まないからわざと劇甘のラテを
渡した
眉間に皺を寄せた顔
ぷっ、かわいい…甘いの苦手なのに頑張って飲んでる
そろそろ許してやるか…
「はい、交換」
「ふっかも甘いの飲まないじゃん」
「ん？いーの、たまには飲むし」カップを入れ替えてホルダーに差し込んだ
「はい、車出して」
素直に従うA
車は街中を外れて走っていく
カーステから流れる音楽を小さく口ずさむ声を心地よく聞いてたら寝てしまったみたいだ
「ふっか…着いたよ」
「ん…？」キョロキョロすると駅のロータリーにはイルミネーションが散りばめられていた
「ここどこ？」
「◯◯駅のロータリー」
駅の利用者が足早に通り過ぎていく
イルミネーションを気に留めてるひとはいない
「降りようか？」
「それは無理だよ」
「いいから」
ちょっと強引に車から降りた
パシャパシャ写真撮る俺を少し離れて見てるA
「一緒に撮ろ」
Aと顔を寄せ合ってインカメで撮る
「ふっか、イルミネーション写ってないよ？」
「アップで撮りすぎた、もう一枚」って今度は
画角みながらちゃんと撮ろう
「ふっか？わたしふっかのこと好き…です」
「えっ？」
隣をみると真剣な顔のA
えっ、すき？好き？なに？
「あ、うん、…ちょっと車戻ろ」
混乱して写真どころじゃなくなった
「どうした？急に」
「急じゃない…ずっと前からわたし…」
「うん、それはその」
「わかってる、ふっかがわたしを恋愛対象としてみてないのも…」
「恋愛対象って…いや見てなくもなくもないけど…
あれ、オレなに言ったんだろ？」と一人焦っても誰も笑う空気じゃない
腹をくくらなきゃダメなところだ…
苦手なんだよ、この空気…つくつもりないのに大きなため息が出てしまった
「はぁ…あ、違っ、これは…」
「ううん、ごめん！分かってたから…そんな風に考えられないのも…うざいよね、ごめん、忘れて‼︎
さぁ、そろそろ帰ろっか」
「いや、違うって」と言ったけどもう後の祭り…
車内の空気を変えることも否定も出来ず自宅に送られてしまった
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ピカンチ★(プロフ) - ぱいなぽーさん» 初めまして！コメありがとうございます。今後の展開も何も考えずに始めてしまったんですよね💦なので書いてる私自身がどんな展開になるか正直分かって無いんです🤣そんなんですが、お付き合い下されば嬉しいです💙 (2月15日 6時) (
レス) id: 0eab0f57ac (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなぽー(プロフ) - 初めまして！！この作品見つけて面白すぎて一気読みしました！！続きが楽しみです！まだ出てない舘様はとの今後の絡みもあるのかな？とか想像して楽しくなってます！お身体大事にして更新頑張ってください！ (2月15日 0時) (レス) id: 75cb12f5dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさと
| 作成日時：2024年2月14日 6時
