sugar ＊

お迎え ページ47

.


.
真美から連絡がきた

真美◯時◯発東京行き新幹線◯号車乗車


え？帰ってくるの？


真美いい加減、兄貴も向き合わなきゃ後悔するよ


Aのことか…真美のところ行ったんだ


辰哉品川?東京?どっち?



真美自分で探して、じゃよろしくね!あ、不幸にしたら祟るよ⁈


我が妹ながら怖いな…


はぁ、、、なんだよ…どうすんだ？オレ


ゲーム終わらせて鍵を持って家を出た


タクシーを捕まえて品川まで走らせる


ホーム◯号車前でとりあえず待ってみると
最後に降りてきたA


「おかえり」


「えっ？！ふっ…」名前を呼びそうなAにしーする


「荷物これ？」確認して荷物を持つ


「自分で持てるよ？」


「いいから、後離れずについてきて」


タクシーを捕まえて乗り込み行き先を告げた


「おかえり、福岡楽しかった？」


「うん、真美と久しぶりにゆっくりしてきたよ」


「この前もあんまり会えなかったんだっけ？」


「そうなの、お互い時間が合わなくて、無理だった」


「なべとのロケは？」


「剣持さんと、渡辺さんが酔い潰れて大変だった」


「まじ？！剣さんなにやってんだよ」


「ふふ、かわりに剣持さんで領収書きっといた」


「あは、それもらっとけ」


Aの住むビルに着いてオレも一緒に降りたら

「上がる？」って聞くから


「なぁ、ちょっとドライブしたい、連れてって」と言った



「いまから？んー、わかった、ちょっと下で待ってて」

地下を指して上に上がっていくAと別れてAの車の前で待つ
しばらくしたら

「ごめん、お待たせ」


「いいよ、疲れてるとこ、ごめん」


助手席に乗りこんだ


「そこ乗るの？」

「ダメ？」

「ダメじゃないけど…わたし今日この格好だけど平気かな？…帽子なかったかな…」と後を見るAに


「そのままがいい…そのまま行こう」と声をかけた

とはいえAも仕事帰りだからパンツスーツだけど


「どこか行きたい場所あるの？」


「んー、イルミネーション見たいな」


「わかった、そっち方面走らせるね」


「頼む」


「任された」


静かに車が走り出した

甘いラテ→←古傷

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す