sugar ＊

寝起きドッキリ ページ45

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冷たっ
自分のよだれで目が覚めるという最悪な目の覚め方で
起きたら

「うっ、ぐるじぃ」


目を開けると俺に覆い被されて眠るA


「うわっ」跳ね起きて部屋を見回した


ちょっと待て、考えろ考えろ
この状況の意味を必死に辿る

居酒屋で、冷酒と刺身を旨い旨いと剣持と飲み食いしたことを思い出す


「あちゃ、俺酔い潰れた？！」


俺が飛び起きたらAはごそごそと動いて布団へ潜っている


「あは、なんかイモムシみてぇ」


時刻は24時過ぎ

とりあえず風呂に入ってスキンケアしよ

ゆっくり風呂入ったけど、コイツしっかり寝てんじゃん


「前もこんなことあったな…」

椅子に座って水飲んでたらぱちっと開いた目


「あ、起きた」


「は？」


「え？」


「きゃー！！」

深夜に悲鳴が響き渡る


「おいっ！」


「え？」


また叫び声あげそうなところ口を押さえたら

ベッドに押し倒してしまった

パニック寸前のAにしーっていうと

何度も頷いた

「お前、バカ！今何時だと思ってんだよ」


「す、すみません！！でも目を開けたら半裸の人いたら
そりゃ悲鳴もでますよっ」


「仕方ないじゃん、風呂上がりなんだから
てか、お前こそなんで俺の部屋にいた訳？
もしかして寝込み襲った？」


「襲ってません！渡辺さんが酔っ払って帰れないからわたしがここまで運んであげたんでしょ！」


「まじか？サンキュー」


「どういたしまして」


「水飲む？」


「飲む」


飲みかけのペットボトルを渡す


「こういう時、普通新しいの渡しません？」


「それが、最後の一本なの、嫌ならあげない」


「飲みます飲みます」


残りの水を全部飲み干した


「ご馳走様です、じゃあ部屋に帰ります」


「ちょっと待って…俺お会計した記憶ないけど？」


「あー、それ大丈夫です
剣持で領収書切ってもらっときました
明日剣持さんに請求しておきます」


「くは、そうか、サンキュー」


「じゃあ…」


「おう、悪かったな迷惑かけて」


「わたしのほうこそ寝ちゃってすみませんでした」


「部屋帰ってちゃんとスキンケアして寝ろよ」


「はぁーい、おやすみなさい」

古傷→←意識消失

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