sugar ＊

プリティーウーマン ページ42

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久しぶりにふっかと約束をした


「買い物したいんだよね」


「いいよ、お供します」


いつも通りボーイッシュに変装してふっかを迎えにいった


「えー、なんで？そんな格好なの？」


「ダメ？お店入らないし…」ふっかがいく店だもの

ハイブラに決まってるのに、こんな格好じゃ恥ずかしいか
車で待ってるのに…


「そうだ、Aも可愛くしてもらお」


「いいよ、わたしは…車で待ってるし」


「ダメ…ほら行こう」


助手席のふっかはどこかへ電話して勝手に個室を予約した

店の前でふっかを下ろして

車を駐車場へ入れてから指定された店へ向かった


わたしを見ると何も聞かず、案内された個室


ソファーに座ってお茶を飲んでるふっか


「お疲れ、用意してくれてるから試着して」


「…」ぐずぐずしてるわたしの背を押して担当の方に引き渡された

準備された服はフェミニンな雰囲気のものばかりだった


「もう少しボーイッシュなの…パンツとかないですか？」


「深澤様から可愛らしい格好が似合うからと承っておりますが、他のデザインでお探ししましょうか？」


そう言われて、準備された服へ着替える


「どう…かな？」


「…なし、次のに着替えて？」


言われるまま着替えを繰り返した

「それ！可愛い、それにしよ？」


ふっかが選んだのは、ニット素材のワンピース


それに合わせて靴、とアクセサリーも合わせていく


「自分がいいって思ったカッコしてもらえるのうれしいな」

そんなことを話すふっかにいらないって言えなくなった

ウィッグを外して髪を直す

簡単にハーフアップにした


「可愛いよA…じゃあ先車出してきて」って頼まれたから指示通りに車を出す


完全にデート服じゃない？
誰かに見られたら…せっかくのふっかとの時間がなくなってしまうかもしれない


この先、もう会えなくなるとか…そんなの嫌だ


ふっかに帰るってメッセージを送って一人で逃げ帰ってしまった

せっかくゆっくりできると思ったのに…

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