検索窓
今日:204 hit、昨日:177 hit、合計:227,278 hit

バックハグ ページ40

.


.
パリで過ごす最後の夜Aちゃんと夜空を見たくて彼女の部屋を訪ねた


里佳子さんがドアを開けてくれて、全てを察したように

奥にいるAちゃんにヨシのところへ行くからと声をかけて俺にはオッケーマークを寄越して出ていった


入ってもいいということなんだろう


「こんばんはAさん」


「目黒くん、どうしたの?」


「Aさんと一緒に見たいと思って」と夜空を指差す


「あ、見えるのかな?この辺り明るいけど」


「テラス一緒に出よ?」


「あ、待ってこのままじゃ寒いから…」


大判のストールを羽織ってテラスに出た


寒くて空気が澄んでいて、星がはっきりとみえた


「都会でも見えるもんだね」


「東京でもみえるよ?俺部屋でよくみてる」


「自分の時間作ってるんだね」


「そうだ、今日fdのプロモーションマネージャーと会ったんだよね?」


「いま、仕事の話は禁止…」


「あ、ごめんなさい…」


「さっむいなぁ〜、俺もそれ入れて?」

強引に彼女のストールを羽織って後ろからバックハグすると俺の胸の中にすっぽりと収まるAさん


「め、目黒くん?!」


「しー、、、
ほら、こうしたら温かいでしょ」


「そりゃ、あったかいけど、他人に見られると困るから」


「他人に見られなきゃいいの?」


「それもダメだけど、見られるよりはマシ?!」


「じゃあ、いい?」


「だめ、だよ、こんなの良くない…」


「じゃあ、彼女ならいい?」


「彼女だったらそれは嬉しいとおもうよ?」


「じゃあ、なる?俺の彼女」


「なりません…」


「なぁんだ、パリの夜だし勢いでうんって言うかと思ったけど、ダメだったか」


「目黒くんて、なんて言うのかな…素直な人というかまっすぐだよね…」


「まぁ、俺バカだから、考え巡らすとか苦手なんだよね」


「わたし、ラウールくんと目黒くんにいっぱい勇気とワクワクと感動をもらえて、ずっとドキドキしてる」


「俺もAさんに俺が知らなかった自分の魅力教えてもらって、世界が広がったよ…経験も増えて見える景色も変わった」


「それは、努力の結果なんだよ、わたしたちスタッフは
お手伝いぐらいしかできない
あなたのひたむきな姿がファンの心を動かしてるんだよ」


「Aさんと出会わせてもらったふっかさんに感謝しなきゃ」


「こちらこそ、この仕事を引き受けて良かったと思う瞬間が多いです、ありがとうございます」


それからしばらく黙ってふたりで夜空を見上げてた

男子の恋バナ→←キッカケ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (338 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1133人がお気に入り
設定タグ:深澤辰哉 , SnowMan , 渡辺翔太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ピカンチ★(プロフ) - ぱいなぽーさん» 初めまして!コメありがとうございます。今後の展開も何も考えずに始めてしまったんですよね💦なので書いてる私自身がどんな展開になるか正直分かって無いんです🤣そんなんですが、お付き合い下されば嬉しいです💙 (2月15日 6時) (レス) id: 0eab0f57ac (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなぽー(プロフ) - 初めまして!!この作品見つけて面白すぎて一気読みしました!!続きが楽しみです!まだ出てない舘様はとの今後の絡みもあるのかな?とか想像して楽しくなってます!お身体大事にして更新頑張ってください! (2月15日 0時) (レス) id: 75cb12f5dc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おさと | 作成日時:2024年2月14日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。