深夜2時 ページ4
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今日はさっくんのリペアの日
本当はサロンに来て欲しいけどスタッフにさっくんとの関係を知られるのは困るし、お客さんに漏れてもお店に迷惑をかけてしまうから、こうして自宅にお邪魔してさせてもらっている
「ごめんな、こんな遅い時間に来てもらって」
「わたしもこの時間の方が助かるよ」
「今日忙しかったの?」
「最終のお客さんが20時受付だったから」
「そっか」
「さっくんは?」
「俺もさっきまで仕事だった、てか最後のやつは半分遊んでるようなものだけど」
「なにその夢のような仕事は」
「ほんと、夢みたいなことばっかだよ、この仕事は」
「ファンの人は楽しそうにしてる姿が1番好きだものね」
さっくんは手慣れた様子で風呂場に準備した椅子に腰掛けた
真剣な顔して漫画を読んでいる
そして時折ふにゃっと笑う
さっくんがただ漫画を読んでいる姿だけどきっとファンの人は見てみたい姿なんだろうな
これだけカラーを繰り返しているからしっかり修復しないとバシバシになってしまうから入念にトリートメントをいれる
シャワーで洗い流して終了したらもう深夜2時前だった
ドライヤーに移って少しだけマッサージをする
頭が凝っているし、肩が張ってる
毎日忙しそうだもんなぁ…
良く眠れるように少しほぐすとウトウトしだしたさっくん
ドライヤーをなるべく優しく当てる
終了と共に頭がカクンと落ちた
「さっくん、終わったよ」
「ん、あ、ごめん…寝てた」
鏡でチェックしてもらって
「ありがとう、A」
「こっちそこありがとう」
「A明日じゃないか、今日は仕事?」
「ううん、おやすみだよ」
「そっかよかった」
「…泊まっていく?」
「いかない」
「そう?いつでも佐久間の隣空いてるよ」
「うわ、チャラいな」
「結構マジなんだけどな」
「あー、はいはいわかったわかった、ありがとう
じゃあ行くね」
荷物を片付けてさっくんの部屋を後にした
車に乗るとカーステから流れたのは僕カノで
深夜2時に男性の部屋に居るシュチュエーションて
どんなんよって思ってたけど
こういうこともあるんだな…クスッと笑えた
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ピカンチ★(プロフ) - ぱいなぽーさん» 初めまして!コメありがとうございます。今後の展開も何も考えずに始めてしまったんですよね💦なので書いてる私自身がどんな展開になるか正直分かって無いんです🤣そんなんですが、お付き合い下されば嬉しいです💙 (2月15日 6時) (レス) id: 0eab0f57ac (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなぽー(プロフ) - 初めまして!!この作品見つけて面白すぎて一気読みしました!!続きが楽しみです!まだ出てない舘様はとの今後の絡みもあるのかな?とか想像して楽しくなってます!お身体大事にして更新頑張ってください! (2月15日 0時) (レス) id: 75cb12f5dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさと | 作成日時:2024年2月14日 6時