sugar ＊

ママ友 ページ3

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わたしは高校を出て美容師になった
母は進学した方がいいと反対したけどふっかママのともえちゃんがママを説得してくれた

おばあちゃんが昔美容師をしていて母の写真はいつも髪が綺麗に結われていた

わたしも母と同じように小学校の低学年までは同じように
どの写真も綺麗に髪が整えられている

わたしが物心つく前に父は病気で亡くなった
母の実家でわたしたち母娘は暮らしていた
そのおばあちゃんも3年生のころ病で亡くし、わたしは精神的に不安定になって学校へ行けなくなった時期があった

その頃の記憶はあまり無いけど
よく真美とふっかと遊んでいた気がする
あの二人といるとざわざわした心が落ち着くような気持ちになれた
そしてふっかがAの髪綺麗だねって髪を褒めてくれたシーンが記憶にある

これが現実なのか夢だったのかはもう分からないけど
些細なことだけどたぶん、美容師になろうと思ったキッカケだったとおもう


そして今の夢はおばあちゃんのように自分のサロンを開くこと


そのために資金も貯めているけど店をこの東京で構えるのは簡単なことじゃない


わたしが美容師見習いをしている頃
ジュニアだったふっかに中学生や高校生の後輩を紹介してもらってカットモデルになってもらった

その甲斐あってメンズカットは上達したけど、レディース
のスキルは全く上がらなかった

ふっかにそれを言うと学校の女子に聞いてあげようか？って言うからそれこそどんなトラブルに巻き込まれるか分からないから丁重にお断りした

当時、ジュニアとしてはあまり売れてなかったけど、
高校大学時代のふっかのモテっぷりは凄まじかった

真美もふっかとお近づきになりたい女子に狙われて
大変そうだった

ふっかには黙っていたみたいだけど、ふっかは真美の様子に気づいていたと思う

本当に周りをよくみている人だし、敏感な人だから
ふっかが家を出たのもその頃だった

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