sugar ＊

興味 ページ16

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今日はあべちゃんとラジオを２本録りしたらYouTubeの撮影を事務所で撮ることになってる

「今日南さんて来てる？」あべちゃんに聞くと

「今日はいないんじゃない？」

「そうなんだ」

「会いたかったの？」


「会いたい訳じゃないけど、今日家からそのまま出て来ちゃったから」


「Aちゃんがさ、せっかく自分たちを見てもらえるチャンネルだから素の部分も見せたらファンが喜ぶよって
言ってくれて、キメたところももちろん見せたいけど、
プライベート感も残そうってこの前打ち合わせで話してた」


「ふーん」


「なに、残念だったの？」


「は？そんなんじゃないよ」


「あはは、A話しやすいよ」


「そうみたいだね」


「昔さ、まだ俺らが後輩からも怖がられてた頃
Aが言ったことがあったんだ
俺らの魅力が消えてるって」


「へぇ」


「年下の子に言われてガチで凹んだけど、ちょっと腑に落ちたとこも俺らにもあってさ」


「へぇ…」


「まぁ、それだけじゃないけどタイミング的にも色々あって俺らはより個性を磨こうって方に力入れるようになったし裏と表の差もなくさないとってね」


「そんなことあったんだ」


「長くやってるといろんなこと起こるし、
人との縁って大事だなぁって気づくこともあって…
嫌な思いするのもひとなんだけど、俺らが驕ってしまったらダメだよなって、メンバーと話すきっかけになったんだよ」


「深い話だね」


「まぁね、あの頃の俺ら会社の人の話も聞かないところあったし」

「尖ってたもんね」


「櫻井くんと食事行った時もそんな話になってさ
Aに言われた話をしたことがあったんだけど、
そういう事を面と向かって言ってくれる人はとても大切になるよって言ってたなぁ」


「信用してるんですね」


「めめは？信用してないの？」


「まだ信用するほど会ってないし、話してもない」


「そうだよね、Aがついてくれる日は俺ら9人仕上げなくちゃなんないから話してる暇ないしね
機会があったら話してみたら？
ちょっとホッとすると思うよAといたら」


これが南さんに興味を持った瞬間だったかもしれない

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