人気者の幼馴染 (ページ10)

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それから一週間

大毅は部活が休みになったらしく今日私と帰る約束をした。

私は一緒に帰ったり話したりする友達ができないけど最近は大毅や小瀧くんがときどき話しかけてくれるのでそんなことはあまり気にしていなかった。

やっと授業が終わりみんな帰る準備をしはじめた。

(なあしげ一緒に帰ろうぜ)

そんな声が聞こえたけど大毅はどうするんだろう。

重岡『ごめん、俺先に約束したやつおるからそいつと帰るな』

その男子はりょーかいと言ってほかの男子と帰って言った。

よかった。

重岡『A、俺ちょっとだけ用事あるから、待っとって』

すぐ戻ってくるからと言われて本を読んで待つことにした。

小瀧『あれ、まだ帰らへんの？』

「うん、今日大毅と帰る約束しててちょっと待っててっていわれたから」

小瀧くんとちょっとは普通にしゃべれるようになった。

小瀧『あー、しげ女子から呼ばれてたな。
告白やろうな笑』

「えっ」

正直私はあんまり笑えない。

中学校でも大毅は女子からモテてて、告白されてると泣きたくなる。

小瀧『しげがもどってきたらさ、3人で帰らへん？』

できるだけ明るく接するようにした。

「私は別にいいけど大毅にも聞いてみないとね」

小瀧『聞かなくていい！ぜったいしげダメって言うから！Aちゃんがいいなら俺も一緒に帰る！』

小瀧くんの言ってる意味がどういう意味かわからなかったけど、大毅が来るまで小瀧くんは面白い話をしてくれてなんとか笑っていられた。

重岡『おまたせーって、小瀧もおるし、』

小瀧『よっ！俺も一緒に帰るからなぁ』

重岡『はぁー！？なんでお前も一緒なん！？』

小瀧『Aちゃんにええって言われたもん！
てか、用事何やったん？』

聞きたいような聞きたくないような...

重岡『んぁー、隣のクラスの子に告られてん。
まあ、振ったんやけどね笑』

小瀧『モテる男はええなぁ！』

重岡『はぁ？お前もモテるやろ笑』

そのあと、3人で帰っていつも通り大毅と2人で遊んだ。

次の日、昨日大毅は隣のクラスの１番かわいいと言われている子を振ったらしい。

なんでその子のことふったんだろ。

好きな人でもいんのかな。

そんなこと思うと胸が苦しくなるから考えるのはやめておいた。